テキスト変数による柱で注意すること

DS課のNです。

 今回はテキスト変数よる柱について,注意すべきことを話をしていきたいと思います。
 テキストに変数をリンクさせ,変数を編集すればドキュメントすべてのインスタンス(変数を挿入したテキスト)を更新できる機能がテキスト変数です。
 各見開きのタイトルを柱としても使用したい場合などは,テキスト変数の機能を使用すれば自動的に柱を作成することができます。

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 ただし,見出しを複数行になる場合は注意する必要があります。『改行』で行を増やすと下図のようになります。

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 改行が反映されてしまい柱が切れてしまいます。『強制改行』では改行の箇所に『アキ』ができてしまいました。

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 強制改行の場合は対処法として,テキスト変数編集項目の『使用:ページの最後』に変更することでアキを後ろへ移動させ,『オプション:区切り約物を削除』にチェックを入れることで,アキを消すことができます。

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 テキスト変数での自動化は便利ですが,機能を把握していないと事故につながる可能性も高い機能だと思い,これからも学んでいきたいと思いました。最後までお読みいただきありがとうございました。


※使用ソフトは『Windows InDesign CC2015』を使用しています.