お褒めの言葉

工務部のTです。

受注生産業である弊社にとっては、100点の仕事をこなして当たり前、95点程度のものは0点と同じと思っていいほどシビアなものです。
100点を目指してあの手この手を尽くしていますが、現実はなかなかそうもうまくいかないところが心苦しいです。
 実際にうまくいかない例を挙げますと、赤字のない箇所を弊社の判断で修正をしたら「勝手な判断はせずに、そのままでよい」とお叱りを受け、逆に「ここはおかしい」と思っても赤字が入っていないのでそのままにしていたら「おかしいと思ったら直すべきだ」とお叱りを受けてしまこともあります。こうなってしまうと何が良くて何がいけないのか、思考回路はショート寸前です。
 そんな中、とある出版社様よりこんなお言葉を頂戴しました。
「今回の書籍、急な変更などがあり納期に間に合うのかと心配でしたが、おかげさまで納期に遅れることなく本にすることができました。表紙の色も深みがあり、著者の方も気に入っておりました。ありがとうございました。」
 冒頭にも書きましたが、100点で当たり前の製品を納めなければならない中、こんなご丁寧なメールを頂けたことに驚きと喜びがこみ上げた瞬間でした。
やはり、きちんとした良い物を提供できるということはとても気持ちのいいものです。

話は変わりますが、11月10日に天皇陛下のご即位に伴うパレード「祝賀御列の儀」に参列してきました。
 青山一丁目駅で下車すると、すでに地下鉄の改札口からできていた行列が地上への出口まで続き、さらには通行止めにされた車道にも人だらけ、ほとんど自分の意思に関係なく流れに任せて歩くという状況でした。(後から報道で知ったことですが、沿道には11万9千人もの奉祝者が並んでいたそうです)。
 その青山一丁目の駅で警備に当たっていたのが、熊本県警と大分県警の方々でした。パレードの1週間ほど前に神戸ナンバーの警察車両を見ていたので、「パレードの警護のために集まってきているんだろう」とは思ってはいましたが、全国から集められた警官が各所に配置されていたらしく、改めて今回のパレードの壮大さ・厳粛さを感じるともに、天皇陛下のご即位をお祝いしたいと思う人たちやパレードにご尽力されている関係者の方々の力が集まってひとつの形になっているんだと肌で感じました。。

 弊社もひとつの仕事を作り上げるのに、たくさんの部署・人間が携わっています。その力を合わせてご即位当日の秋晴れのような気持ちのいい製品をご提供できたら幸いです。

追伸:結局、沿道沿いにすら立てなかったので天皇・皇后両陛下のお姿を拝見することはできませんでした。