光と色。印刷会社の色評価。

07/04/16

江戸川工務部のNです。

 今回は、光と色、そして印刷会社の色評価についてお話ししようかと思います。とは言うもののそんな知識は広く持ち合わせていませんm(_ _)m。色について学んだことを出来るだけ解りやすくお伝えしたいと思います。どんな事でもそうですが、極めるということはものすごく大変です。会社のあらゆる部署で色に携わっている人がいますが、より興味を持ってもらえると良いなぁ~と思います。

 さてさて本題に入りますが私たちが生活している自然の中では、様々な色が存在しています。人が認識できる色とその過程を簡単にお話したいと思います。
 人は、光線の中の可視光線という領域を色として認識できます。可視光線は波長域が380~770ナノメートルの波長の範囲を言います。簡単に言えば虹を思い浮かべていただければわかりやすいかと思います。よく聞く赤外線や紫外線は、この波長域の外にいて目には見えません。そう言えば、小学生の頃か?プリズムに光を通して見たことあるよなぁ~ なんて人は多いと思います。虹は空気中の水滴がプリズムの役割をして七色の虹が見えています。長閑な私の自宅周辺では、昨年半円状でしかもダブルの虹を見ました!!写真では解りにくいかな?近くにいた人も、みんなでスマホ構えて撮りまくっていました(笑)。

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 この可視光線域が人の目で感じ取れる範囲は解っていただけたと思います。では実際にどのような過程で色を認識しているでしょう?

 目で物体をとらえて、物体には光が当たり反射と吸収をしています。反射してきた光を目の中にある網膜の桿体細胞(かんたいさいぼう)や錐体細胞(すいたいさいぼう)が、光の明暗と色を認識し、視神経を経由して脳に送られることで色を認識しています。
錐体細胞は光の三原色であるRGBを感じとる細胞で、L錐体(R)・M錐体(G)・S錐体(B)の3種からの情報で色を知覚しています。ただし、暗いところでは錐体細胞はほとんど機能しません。そこで出番となるのが桿体細胞。桿体細胞は暗所での働きが主で、色の認識はできませんが、感度が高く暗所で物体の形を認識できるのは桿体細胞の働きによるものです。

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実際に見えている色は、何色でしょう?
 色は、物体・光・目があってはじめて感じられるものなのです。目を閉じれば何も見えないでしょ!! 真っ暗闇でも見えませんよね。

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<印刷会社の色評価>
 どのような課程で色を認識しているのか、この辺は私も専門家ではないので説明不足な所もあるかも知れませんが解ってもらえたと信じて、次に印刷会社の色評価についてお話しします。
 印刷会社には、様々な機器があります。その代表が印刷機であり、プリプレスではプリンター、モニターなどがあります。それぞれの機器には再現できる色空間があります。印刷機はプロセス4色、プリンターはトナー式の4色やインクジェットの8色や10色、モニターはRGBと持ち合わせている色空間が異なっていますので、色再現を統一しなければ見る機器によって色が様々になってしまうのです。
 機器間の色の整合性を図るために、機器それぞれが持ち合わせているICCプロファイルからマッチング処理をする事で色空間の統一を図っているのです。
 機器の色再現を統一しました。今度は色を見る環境です。せっかく色空間を合わせても、見る場所によって見え方が違えば、話がかみ合いません。色の見え方やその伝え方は個人差がありますが、環境を統一することで色の情報交換をスムーズに行うようにしているのです。

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 色評価の環境は、色評価用蛍光灯を使います。色評価用蛍光灯は、D50光源、昼白色、演色AAA、演色評価数Ra95以上となっています。もし、この環境が整えられないときは、晴天時のお昼位の北窓が良いらしいですよ。朝一や夕方は駄目ですからね!!

 今回は、光と色・印刷会社の色評価とお話ししましたが、自然界では、日々変化する天候を考えると、実際に見えている色は何色だろうか?考えてしまう事もあります。
 買い物行って旨そうな肉買ってきたけど、家に帰ったら、なんだか不味そうに思えたなんてことや、お気に入りの服を買ってきたけど、外に出たらイメージ違う?なって事があったときは、部屋の明かりを替えるとか見る場所替えてみるとか、いろいろ試して下さいね。