小型機について

15/04/16

江戸川工務部のMです。

今回は小型機についてです。
4/6四切の紙を刷れる機械は5台あります。
4色は18号機、UV4号機の2台。
2色は19号機、21号機の2台。
残る1台は1色機の22号機です。
この5台で4/6四切や菊半切の表紙、カバー、帯、扉、はがき、スリップなどの付物関係、8P以下の本文などを沢山こなしています。

小部数は上記の小型機、部数の多い物は菊全や4/6半切、4/6全の大型機でと線引きしたいところですが、絵柄の見当が厳しい物や印刷予備が少ない物は、部数が多くても小型機で対応しなければならない場合があります。

大台機や両面機で一冊の本文を続けて印刷する場合には、紙質も紙サイズも同じで、大体絵柄や色の配置が似通ってくるので、色合わせは比較的スムーズにいく場合が多いです。
それに対して小型機が主に扱う付物は、ひとつひとつ紙質も紙サイズも色も絵柄の傾向も異なります。
全ての作業が機械をリセットして一からの調整となり、時間がかかります。
表紙、カバー、帯などは特色でも4色物でもベタ物が多く、また用紙サイズもギリギリの場合があり、色合わせだけではなく、コスレキズやゴミなどに注意を要するので多くの時間がかかることもあります。
色合わせでは原稿の退色やPP貼りなどの表面加工済みの原稿との合わせ込みに苦労しています。
色見本となる原稿は退色しないように管理をすること、加工前の刷り物を色見本とすることを是非徹底してください。そしてフィルムからCTPへの移行もお願いします。

小型機の2色機と1色機の仕事の約4割が時間のかかる特色物です。
印刷ニスや特色はその日の最初に印刷をします。
特色が複数ある場合には淡いきれいな特色から始めていきます。
濃い特色からでは混色を防ぐためのローラー洗浄の時間が大幅に増える為です。
通常は版サイズの切替を減らして効率を上げる為に、大きな版から小さな版へと仕事を並べて作業予定を作ります。
朝から滞ることなく仕事を進められるように版揃えも用紙の断裁も印刷日の前日に終わらせるようにしています。営業の皆さんには下版は印刷日の2日前、用紙は2日乃至3日前に完了してもらえると助かります。

ベタ絵柄はパウダーレスのUV機がいいのですが、UV4号機はフィルム下版には対応できません。
また特色対応も原則していません。
特練インキの用意に時間と費用が多くかかるためです。
それからUVインキと印刷ニスの相性が悪いので、ニス物もUV4号機では印刷しません。
3色以上の特色物、ニス引き物は全て18号機1台で処理しています。
約1割が特色物の仕事です。
特色物を終わらせてからセットインキの仕事へと進んでいきます。

定期物の表紙や再版書籍の付物をはじめ、出来るだけ多くの仕事を前回刷った機械で印刷するように努力しています。作業履歴をデータとして残しています。
また特色の配合記録や特練り発注履歴をファイルメーカーで管理することも始めました。
それらの検索は品名に頼るしかありません。
伝票発行時の品名への配慮をお願いします。
定期物は同じ品名を踏襲するので検索上の問題はありません。
書籍などのスポット物が困ります。再版時に品名を変えないでください。どうしても変えなければならない時には前回使用した品名も併記しておいてください。

工場の現状は実際に見てみないと理解できないかもしれません。
わからないこと・変だなとおもうことは工場に来てどんどん聞いてください。