営業学について

営業部のKです。

様々なビジネス書が出版される昨今、営業に関してのビジネス書を探し、読んでいく中で大前研一氏の「大前研一と考える営業学」という本に目が留まりました。読んでみると、その内容はとても興味深いものでした。

今回は、この「大前研一と考える営業学」について考えたことを書いてみます。

この数十年あらゆる分野で変革や競争の激化が進み、厳しい状況が続いています。印刷業界も成熟期を終え縮小する業界になってきました。
このような、縮小する環境の下でも営業は、自社の利益を確保しながら顧客との信頼関係を深め、縮小する市場の中で拡大を目指さなければなりません。
こうした時こそ、営業も日々学ぶ努力を続ける姿勢が大事なのだと思います。

この本の中で大前研一氏は、営業のプロフェッショナル化を説いています。
プロフェッショナルとアマチュアを分けるのは、「顧客主義」が重要であると言っています。企業として、営業のプロフェッショナル化に取り組めば下記のような可能性が開けてくるとも言っています。

  • 本当に顧客が求めているものは何かを厳しく問う顧客主義が組織に定着する
  • 製品の販売ではなく、サービスを組み合わせたソリューション営業が主流になる
  • 体系的な知識の重要性が認識され、継続的な学習が進む
  • 個人間、チーム間で知識や価値観の共有が促される
  • 一匹狼的な個人営業ではなく、チーム営業にシフトする
  • 顧客への価値のみならず、営業部門の組織能力と営業担当者の個人能力の両方を高める、新しい業績評価指標が開発される
  • 組織内の不公平感が薄まり、納得性の高い体制が整う

とあり、日々顧客と接している者としては、このような事が営業のプロフェッショナル化によって実現していくことはとても重要だと思いました。

顧客にもっとも近い存在である営業が、本当に顧客が求めているのは何かを考えなければ、企業がその顧客のパートナーとなりえるような存在にはならない気がします
また、三報社印刷の場合は印刷物だけを顧客に提供しているだけでは、他社との差別化が難しく、尚且つ価格だけの競争に陥ってしまいます。
これは、会社全体の疲弊に繋がっていくでしょう。サービスと組み合わせたソリューションを考え、提案できるような営業力が備われば会社全体の組織としての活性化になるでしょう。
そのためには、知識の共有とその知識を得るための学習が必要になります。
営業として常に前に進むためにも「学ぶ」ということが大事なことだと考えます。

ビジネスリーダーたちの師であるピーター・F・ドラッカーの「現代の経営」にある中世ヨーロッパ時代の逸話が私にとって興味深く、示唆を与えてくれるものに思えるのでここに引用します。

ある人が工事現場の脇を通りかかり、汗を流して働いている数人の石工に、「何をしているのか」と問いかけました。
一人目の人は、こう答えました「これで食べている」と。
二人目は、手を休めずに答えました「国で一番腕のいい石工の仕事をしている」と。
最後の一人は、目を輝かせて答えました「教会を建てている」と。

目的意識を持ちながら働くことにより、自分の仕事が社会とどのように関わっていくのかを理解する。営業のプロフェッショナルになるためにも、日々学び続けていきたいと思います。

 


刷版

こんにちは。
江戸川工場工務部Gです。

今回は、自分の担当の一つである、刷版についてお話します。刷版とは何かというと、印刷機に取り付ける版のことです。PS(Presensitized)版という、感光液が塗布されたアルミ板にポジフィルムを貼りつけて、焼き枠と呼ばれる刷版焼き付け用の機械を使ってPS版に露光します。その後、現像機に通すと、露光していない部分が印刷の絵柄として残り、露光した部分は洗い流されます。次に、絵柄の検品を行います。焼き付けた位置や、真空ボケと版のキズの有無、面付けが正確かどうかを確認し、そして、フィルムについたゴミや不要な部分を消去剤で消します。検品が終わった後、版を洗い流して、表面保護用のガム引きをして乾燥させると、刷版が完成します。刷版のミスは印刷に直接影響してしまうので、とてもシビアな工程で気の抜くことができません。

約20年前CTPが出現し徐々に移行が進み、フィルム刷版の割合は激減しましたが、フィルム時代のデータ化されていないものを再版する機会もあるので、焼き付けを行う機器や現像機、そして技術をなくしてしまうわけにはいきません。

当社では、今も、ロングセラーの学術書や漫画等をフィルム刷版で印刷させていただいています。フィルム刷版の仕組みや技術を知らない、若手社員にも継承していかなくてはいけないと思います。私の現場以外でも、完全に廃止されない技術を、それぞれの部署でお持ちではないかと思いますが、新しい技術の習得と同時に、アナログ技術の理解をすすめていくことをご提案させていただければと思います。

 


時代にマッチ!数字で魅せるデザイン

五反田営業所 デザイン室のHKです。

寒さ厳しい冬から、やっとあたたかくなりつつあるこの時期とは裏腹に、制作業務では早くも夏に向けた告知物を制作したりしています。

例年クリスマスカードを作らせてもらいますが、スタートが9月なのでまだ暑い中、雪景色の素材やサンタクロースのイラストと格闘が少々困難で、夏の歌を頭の中で流しながら制作したりも。。。

このように季節感を問われる制作物も多々ありますが、今回は季節感とは違った目線で目を惹く表現のひとつ、「インフォグラフィックデザイン」について少し検証したいと思います。

インフォグラフィックとは、情報やデータをビジュアル的に表現したもので、ますます文字を読むことから遠ざかった現代人でも、数字はとても効果的だそうです。

作るにあたって必要な基本能力はこちらだそうです。

 

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主にこのような内容に、インフォグラフィックが適していると言われています。

 

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では、高等学校の進路状況を作成するという例で見てみましょう。

まずは、テキストと数字のみの表現です。

 

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シンプルな表現で表組みに色をつけたり、グラフ化したりと見やすくなる工夫はありますが、若干インパクトにかけてしまいます。

ちょっとここでアクセントを数字におきかえてみます。

 

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最初のものより数字がかなり目に飛び込んできます。

さらにビジュアル要素も数字に合わせてつけてみると…

 

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もう言葉なんていらないくらい、「ダントツで大学進学が多い」ことが一目見てわかります。

ここでは数字を大きくしましたが、もっとPOPな内容のものであればグラフそのものを絵にしてしまっても面白いと思います。


ピザの人気ランキングを作るなら、円グラフをいっそピザにしてしまったり、都道府県の人口密度など人数が多いことを示す方法として人物のアイコンをたくさん並べて日本地図を作ってみたり…


やり方はいろいろあると思いますのが、誰が見てもわかりやすく目を惹く印刷物ができるよう、工夫できたらいいないと思います。

 


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