オペレーションシステム(OS)

DS部FN課のIです。

 前回はハードウェア・ソフトウェア等について書きましたが、今回はメインであるオペレーションシステム(以下OS)についてです。

 コンピュータに仕事をさせるためには命令が必要となります。簡単に文字を打ち込んで表示されていますが、実際にはテキストソフトで「あ」と打つだけでも、画面のこの位置に台紙を表示しなさい→台紙のここが最初の場所に→文字の大きさは何ポイントしなさい→色は黒に、といったようにひとつひとつ命令を作成していたら何時まで経っても作業が終わりません。

 その代わりを務めるのがOSです。

 一般にコンピュータが普及を始めたころはDOS(Disk Operating System)通称ドス等の名称がつかわれていました。

 各メーカーが基本ベースのDOS(DOS以外もあります)をもとに開発をされ発展をしてきました。

 マイクロソフトのDOSであるMS-DOSがソフトウェア的に優れていたのかわかりませんが、普及率はトップクラスでした。

 OSは各メーカーによって開発されており、特徴をそなえています。それだけでも過去に50以上が存在し、一部のメジャーではないOSなども、未だに使われています。

 そんな中、自分が社会人になって初めて購入したコンピュータは、シャープの「X68000」というパソコンでした。表向きはプログラム「(C言語)の勉強ができる」ですが、本音は当時のゲームセンター並のゲームが出来ることでした。(ソフトウェアが一番多かった当時のNECの98シリーズは画面表示をスライドさせるのが苦手で高性能スペックでも滑らかに動きませんでした。)

 また、おもしろい事にこの「X68000」はシャープのコンピュータ部門が作ったものではなく、家電部門が作ったパソコンです。(発想の違いが大きいです)

 購入してから、OSにHuman68k(DOSコマンドタイプOS)とSX-Window(ウインドウ型OS)が付属していることがわかりました。

 Human68kは上記のMS-DOSとよく似ており、基本操作は問題なく出来ましたが、SX-Windowなるものは当時のテキストコマンドのみでやっていた自分には理解不能なものでした。(現在だとCドライブからDドライブにコピーしたいものをマウスや指を使ってドラッグ&ドロップで簡単にできますが、ドスの場合はコマンド打ち込みで、c:\copy c:\○○○.○○○ d:\○○○.○○○といったようにどこのフォルダからどこのフォルダになんのファイルをコピーすると打ち込まないといけません。打つ文字を間違えたらもう一度やり直しです。)

 その後もDOS言語が基本でしたのでマイクロソフトのWindows3.1をさわるまでは、すっかり忘れていましたが、あれ?なんかこんな感じのあったなと思い出しました。実際SX-Windowをさわってみると違うものですが、現在普及しているWindowsと考え方は同じかと思います。

 WindowsもMac-OSもスマートフォンのシステムもウインドウが基本となっているので行き着く先は同じかもしれません。


IBM系PCもMS-DOSを採用していて、日本のPCトップシェアを誇っていたNECのPC98シリーズもMS-DOSを専用に改良したものを使っていました。