東京の印刷会社、編集・デザインから高品質印刷まで全てお任せください。

三報社印刷株式会社
TEL:03-3637-0005

お客様の声

「さすが、技術の三報社ですね」
—組版の強み—
お客様の業界:医学・看護系出版社

 事典を制作・出版するうえで納期のご相談をいただきました。

 制作期間があらかじめ決められており、「通常に進行していたら希望納品日に間に合いそうにないから協力して欲しい」とのことでした。

 打ち合せの際、上製本ということもあり印刷以降のスケジュールを短縮するのは厳しいため、プリプレス(組版)の行程を見直すことにしました。そこで、編集の時間が一番割かれる行程を伺ったところ、事典のため単語数も多く索引作業に手間がかかるとのことでした。

 弊社には事典や数式の組版に強い「MC-B2」というソフトがあり、納期の短縮、編集作業の負担を軽減できる仕組みを説明させていただきました。

 具体的には終盤での作業短縮のため、入稿時に索引単語を指示していただき、ページが確定した段階で単語を自動抽出する、目次も同様に項目を抜き出し組版をする。さらに辞書柱も自動処理することによりお客様の校正負担を軽減できるなど、組版の仕組みと入稿時の注意点を事前に説明し、納品までの一貫したスケジュールを提示させていただきました。

 実は同じ相談を他の印刷会社にもしていたとのことですが、弊社の一連のプレゼンが実を結びお仕事をいただけました。

 無事納品を終えたあと「納期に間に合わせていただきありがとうございました。さすが、技術の三報社ですね」というお言葉を頂戴しました。

「カラーの書籍は三報社で」
—医学書制作で培った経験による画像処理力—
お客様の業界:医学系出版社

 消化器系のカラー画像を多数掲載する企画の書籍でお見積もりのご依頼をいただきました。見積もり額自体はほかの印刷会社より高かったようですが、これまでの画像製版処理技術と印刷技術の実績に高い評価とご信頼をいただき、弊社に決定していただきました。

 多数の著者から入稿された画像データは、使用する撮影機材やアプリケーションによって明るさや色相が異なり、その多くはRGB原稿です。モニターで表示することを前提に作られているRGBデータを印刷用のデータ(CMYK)に変換すると、RGBとCMYKの色の再現領域の違いから、鮮やかさに欠けてしまいます。お客様のご要望を踏まえ、長年医学書の制作に携わり培ってきた弊社の経験と知識を生かし、4千点を超える画像に対し、色調補正をメインとした画像処理を行い可能な限り忠実に色再現を行いました。

 印刷は最新鋭の印刷機で行い、前工程(プリプレス)で制作されたデジタルデータを印刷機に送ることで、色の再現性、濃度の安定を数値管理して実行しました。また、H-UV印刷機で印刷することで従来の印刷のような乾燥待ちや裏付などのトラブルがなく、短納期・高品質な印刷物を制作することができました。

 お客様には弊社の画像処理能力、また実際での印刷の仕上がりにご満足いただき、「カラーの書籍は三報社印刷で」と認識していただけるようになりました。

PUR製本で大幅なコストダウンに貢献
お客様の業界:医学系出版社

 あるお客様から、弊社で受注している書籍の改訂版の作成にあたり「コストダウンのための仕様変更をしたい」とのご希望がありました。

 元々はA4横 本文オールカラー、リング巻きによる天開きの上製本 というものでした。

 ご担当者との打ち合わせの中で、本文のオールカラーは変更なしということでしたので、問題は製本代でした。

 リング巻きの製本代、箔押し等の材料費、表紙の用紙が費用のかなりの割合を占めておりました。そこで、リング巻きの本の閉じにくい特徴は活かし、並製でも閉じにくくなるPUR製本=広開本(広開度=見開きのよさを大きく保持できるように工夫した製本)の提案により、製本代と表紙の用紙代をそれまでの半分以下に押さえることができました。

 そうしたことをご評価いただき「表紙はいつもこちらのデザイナーに依頼していますが、今回は三報社にデザインもお願いしたい」ということになりました。

 それまでの単色の厚紙に箔押しという硬い印象のものから、並製本に合わせたカラーにして柔らかな印象のものにイメージチェンジをしました。本の内容は歯科衛生士の器材に関するものなので、読者層は女性が多く、具体的なものよりは抽象的なものというご要望がありました。また、仕様変更による改良点をアピールするために、帯にその改良点を載せるということも追加して決まりました。

 先方との打ち合わせの内容に基づき、弊社編集室のデザイナーから上がってきた表紙、帯の採用稿にはご担当者から「順調に進行したし、いいものができました」「他部署からも評判がいい!」と高い評価をいただきました。

組版レベルの高い抄録集も安心してお任せください
お客様の業界:学会

 形の決まっている定期刊行物に限らず、学会向けの抄録集にも対応しております。

 抄録集とは毎年学会が開催される学術大会に必要なアイテムで、会期が決まっており遅れることが許されない仕事です。

 抄録の体裁は同じかもしれませんが、プログラムやタイムテーブル(複雑な表形式が多く、組版の難易度が高い)など、毎年会場も違えば演題項目数も違います。

 そういう場合は昨年度の流用とはいきません。

 抄録本文に関しましても入稿形態は、UMINからのダウンロード(CSVなど)やWord・Excelやそれ以外のデータ入稿もあります。スピードが求められる仕事なので、ソフトやバージョンが異なる多種多様なデータを組版に使用できるようプログラムすることが重要です。

 そこを短縮するために、弊社ではテキスト編集部が入稿データをデータベース化することで一括処理を行い組版で使用するタグ付きテキストを作成します。テキストは組版部に渡されると予め作られた体裁にテキストを流し込みページを作りこんでいます。簡単なタイムテーブルは組版で作成しますが、複雑なタイムテーブルはIllustratorを用いて作成しています。テキスト編集、組版、図の作成と制作にあたり分業をする中で、納期や品質に対応しています。「分業すると論文ごとに違いが出るのでは?」というリスクがありますが間違いをなくすために入稿時の打ち合わせ、制作にかかわる部門間での共通指示書を作成することで、それぞれの案件に対応しています。

 総勢200名のオペレーターがInDesignやMC-B2、Illustratorなどをフル活用して様々な案件に対して対処いたします。

 発行の直前に入稿又は差し替え等、色々ございますが、各分野のエキスパートが力を合わせれば不可能も可能に変えられると思います。

 お客様からは「いつも無理難題をすばやく対応してくれる。安心しています」というご評価をいただいています。

「学会誌の印刷」から「電子ジャーナルの制作・運用」まで対応いたします。
お客様の業界:医学系出版社様

 昨今、電子書籍の普及や、WEBブラウジングの一般化にともない、学会誌の電子版(電子ジャーナル)を制作する傾向が高まっています。

 そのような中で、お取引先の医学系出版社様から、「三報社さんで印刷してもらっている学会誌について、学会側が電子ジャーナルの制作を検討しているそうなのだけれど、対応可能ですか?」というご相談をいただきました。

 そこで、出版社様と一緒に学会様を訪ね、詳しいお話を伺いました。 学会様のご要望としては、①学会誌を電子ジャーナル化し、②それを会員に提供するためのWEBサイトを構築してほしい、③そして毎月発行する電子ジャーナルをWEBサイトにアップしたり会員のログインパスワードを管理するなどのWEBサイトの運用もお願いしたい、とのことでした。それから、WEBサイトの細かい仕様についてのご希望もお伺いし、弊社の技術スタッフらと制作計画を練りました。

 WEBサイトの制作にあたり機能面で配慮した点は、既存の学会のWEBサイトと、新しく出来上がる電子ジャーナルサイトの2つでそれぞれID・パスワードを発行すると会員管理が煩雑になるため、APIというプログラミング機能を用いることで、既存の学会WEBサイトと共通のID・パスワードを使用できるようにし、両者の会員管理を一本化したことです。また、電子ジャーナルサイトの使用性(usability)を高めるために、言語の切り換え(日本語⇔英語)や文字サイズの変更をトップ画面からワンクリックでできるようにし、論文の検索機能においては、著者名、所属機関などの細かい項目ごとに検索できる全フィールド検索を実装しました。また、論文中の引用文献にはハイパーリンクを貼り、元の文献をすぐに参照できるようにする仕組みは学術分野においては必須の機能であるため付加しました。

 これらの制作・運用費に関して、学会様のほうで極力コストを抑えたいというご希望がございましたので、弊社にて学会誌の印刷から電子ジャーナルの制作・運用までをトータルで請け負わせていただくことで、よく知られている他社の見積額よりも3割ほど低価格にて対応させていただきました。

 結果、電子ジャーナルの制作およびWEBサイトの運用が学会様のご希望どおりの形で実現でき、出版社様から「IT技術の話が難しくて私はよく理解できなかったけれど、よく対応してくれたね。上手に進めてくれて、うちとしても学会の先生に顔が立ったよ」というお言葉をいただきました。本案件の成功によって出版社様と学会様のより深い信頼関係の構築にも貢献できたのではないかと思います。

 弊社では学会誌の印刷はもとより、これから一層増えるであろう電子ジャーナルの制作やWEBサイトの運用につきましても、お客様のご要望に合わせて柔軟に対応させていただく準備が整っております。

さまざな加工に対応いたします
—アイレット綴じ+ブックインブック—
お客様の業界:クリエイティブ会社

 アパレル会社様のシーズンカタログを企画制作するにあたり、少し変わった加工をおこないたいという事で、弊社に声をかけていただきました。

 仕様に関しては、お客様と何度か打ち合わせをおこないました。今回は、アイレット綴じで、冊子の中に紙質の異なる小さい冊子を綴じ込むという仕様に決まりました。サイズもディレクターの方のこだわりでオリジナルサイズになりました。

 アイレット綴じと言うのは、中綴じの変形したものです。中綴じで綴じるときに針金が背中の部分にC型に飛び出した形になる製本の加工方法です。

 用途としては、ファイルに綴じる必要があるものに使用されたり、針金部分を壁掛け用のフックにするなどがあります。

 ブックインブックは、1冊の冊子の中に用紙やサイズの異なる冊子を入れる製本加工です。2種類の冊子を1冊に綴じ込むことで、それぞれの個性が生まれ、変化にとんだものになります。

 また、同時に用紙も何種類か提案させていただきました。手触り感があり、自然な感じの用紙という事で、アドニスラフ80とb7バルキーをお勧めし、使用することになりました。

 アドニスラフ80は、素材感があり肌感がどこか懐かしい嵩高中質紙です。中質紙でありながら、バランスが良い印刷再現のある用紙です。

 b7バルキーは、白色度92%のすっきりした白さのラフ調塗工紙です。柔らかな質感が上品な雰囲気の用紙です。

 仕様が決まり、加工所と束見本の作成をおこないました。針金の位置は、試行錯誤しながらバランスの取れた位置を決め、お客様に見本を提出しました。

 ファッションカタログのため、色校正は本機校正をお勧めしました。弊社のH-UV機で色校正をおこないました。ジャパンカラーに準拠した機械のため、色調補正もオペレーターが修正した通りに印刷できるメリットがあります。

 用紙に合わせた色調補正をおこなえることが弊社の強みです。今回もシャドー部が潰れやすい用紙でしたが、コントラストや暗部の諧調をつける事により商品の質感や色調が再現できました。また、H-UV機で印刷することによりドライダウンが無く、耐摩擦性もあるため高品質な印刷物になりました。

 納品後お客様からは、「思い描いた通りのカタログができあがりました。商品の色調やディテールもきれいに再現されていてとても良かったです。」との評価をいただきました。

 これからも様々な加工に対応できるように、情報収集や勉強をおこない、お客様のこだわりの印刷物を作っていきたいと思います。

「セミナー会場でパンフレットを手に取ってくださる受講者が増えた」
—集客率に繋がるデザイン—
お客様の業界:看護学校

 担当者様の交代に伴い、一年間を通して開催しているセミナーのパンフレットのデザインを変更したいというご要望をいただきました。

 それまでは大きな変更はなく毎年同じ体裁の物を作成させていただいていました。

 打ち合わせの際に、「昨年までの保守的なイメージを刷新することで、今まで以上に興味をもってもらいセミナーの集客率を上げたい」とのことでした。

 そこで、弊社のデザイナーと相談し、より見やすく多くの人に目を通してもらえるような体裁、デザインをご提案させていただきました。

 具体的には、以前は同色だった20数点ある看護教育の講義をカテゴリー別に色分けをし、表紙のINDEXと色を合わせることで視認性のUP、重要な文字情報はアイコン化し、直感的な判読強化をしました。アイコンは、女性の受講者の方を意識してスタンプ調の可愛らしい物を使用しアイキャッチを促しました。

 また、取材の中で各セミナーで予習、復習をするための推薦図書が多くあることがわかりましたので、各セミナー頁で推薦図書を紹介し、受講者の方がすぐに購入ができるような講座関連の図書一覧をカラー見開きページにして設けました。

 サンプルを見ていただいたところ、「学びを意識したデザインと図書一覧の頁が本の売上増加にも繋がる」と高い評価をいただき、ご提案したデザインを採用していただけることになりました。

 納品後、ご担当者からは、「セミナー会場でパンフレットを手に取ってくださる受講者が増えた」と、嬉しいお言葉を頂戴しました。

お客様の“初めて”に自信をもってご対応させて頂きます!
お客様の業界:教育

 あるお客様より「保育園・幼稚園に通う子ども向けのカルタを作成したい」とご相談をいただきました。日常から本を作ることに慣れている編集者の方も冊子作りではない仕事に直面し、戸惑うご様子で、是非、実績のある弊社に力を貸して欲しいとのことでした。

 実際に伺ってお話しさせていただいたところ、コストをできる限り抑えることを前提として、園児が安全に扱えること、また個別発送に対応できるサイズであり発送に耐えうる強度を保ちたいとのことでした。

 制作数があまり多くなかったので1セットあたりの単価を下げるということは難題でした。素材の選択から箱の設計、札の丁合作業に至るまで全て見直し、低価格でお客様のニーズに合ったご提案をさせて頂きました。

 具体的には、外箱・仕切りには安価で丈夫な用紙にPP加工を施し、さらに強度を増す。コスト面から組み立てやすさを第一に上下一体型の仕様にし、中を仕切りで4分割にすることで高さを抑えるようにする。絵札に対しては印刷の保護性を高めるため、ニス引きをする。箱には返しを付けることで中の札が外に飛び出るのを防ぐ。安全面では園児が使用する製品なので、箱のふちやカルタの端など、角が出る全ての箇所に対し角をなるべくなくなるような抜き加工を施し、万一のケガに繋がらないように配慮するなど、制作にあたっての様々な注意すべき点や納品に至るまでの具体的なスケジュールを提示したところ、そういった姿勢を含め評価していただき無事にお仕事させていただくことができました。

 納品後にはお客様からは、「実績がある三報社に頼んで良かった、安心して任せられた」とお褒めの言葉をいただけました。

広報誌づくりの悩みを一挙に解消!
お客様の業界:地域社会/学校

 お客様は学校のPTA広報誌担当をなさっているお母様で、年に2回発行の広報誌のモノクロだった頁を次号からカラー頁に変更したいとのご要望でした。ただし、決まっている予算内で制作したいとのこと、今まで依頼していた印刷会社の見直しも検討なさっていて弊社にお電話をいただきました。

 直接会って、お話しを伺うと、広報誌の担当になったこと自体、荷が重く、さらに変更事項もあり作業の取り組み方に悩んでいらっしゃる様子でした。デザインまでした頁原稿データを印刷会社に渡すことがいままでの編集作業で、一番のご負担になっていたことがわかりました。

 そこで、弊社のデザイナーと共に打ち合せを行い、前回の広報誌を参考に記事内容として必ず載せるもの、できれば載せたいものなどをピックアップし原稿として必要なものの確認を一緒に行ないました。先生のチェックを含め校正が何日必要かなど進行に必要な作業内容を教えていただき、デザイン・組版を弊社で行なう場合の入稿・校正・訂正・印刷までのスケジュールをご提示しました。

 PTAの方々には原稿の収集と校正作業に重点をおいたことでご負担が軽くなりました。前の印刷会社とは会話のやり取りがほとんどなかったようですが、今回は、学校やお子様のご様子などの会話を交えながら原稿のやり取りをいたしました。納品日のことだけでなく頁数や用紙の相談など気軽にお話しをしていただけました。デザイン面でも、記事の内容に合わせた色使いやイラストの選択・載せかたなど、その都度、ご担当者の心配事を解決しながら進行できました。

 「カラー印刷の広報誌は思っていた以上の出来具合です。進行がとてもスムーズでたいへん助かりました。」と大変喜んでいただきました。