データベース活用

生産部のHです。

組版の業務の一つにテキストの提供があります。それはプレーンなものから特定の項目にタグを付けたものまで様々なのですが、時折あるのが抽出です。

例えば➡の行のみテキストが欲しい(図1)。

undefined
図1

 

この場合、コピーペーストが一般的かと思いますが、本一冊からでは大変な作業となります。そこでデータベースソフトの「桐」を活用していきます。

まずは図1の組版データをプレーンテキストにします(図2)。

undefined
図2

 

このテキストを「桐」へインポート(図3)。詳細な手順は割愛したしますが、インポートするだけです。

undefined
図3

 

ここで「桐」の機能である絞り込みを使います。
Aの列に対して➡のある行を絞ります(図4)。

undefined
図4

 

この機能によって➡だけのデータが出来上がります(図5)。

undefined
図5

 

あとは、テキストに書き出すのみです(図6)。

undefined
図6

 

出来上がりです(図7)。

undefined
図7

 

こういったソフトの機能を使うことにより、膨大な手作業を省略することができます。これも短納期で正確な作業を目指す一つの手段かと思っております。

 


バッチファイル(その3)

IT・情報処理室のTです。

前回、前々回とバッチファイルの作成方法を中心に勉強しました。
3回目となる今回は、日常の業務に役立ちそうなコマンドをいくつか紹介していきたいと思います。

まずは第1回目でも勉強したCopyです。
以前は例としてフォルダ内全てのテキストを結合する方法を勉強しましたが、
以下のようにすると,特定のテキストのみを結合することも可能です。

undefined

実際のデータを見てみると、フォルダ内にA、B、Cの3つのテキストがありますが、

undefined

 

バッチファイルを実行すると、AとBのテキストのみが結合されたDテキストが作成されます。

undefined

 

次に紹介するのはrenameです。
これは名前の通りリネームをするためのコマンドなのですが,
以下のようにすると,ファイルの拡張子のみを変えることができます。

undefined

 

最後に紹介するのはmoveです
これも名前の通りファイルを移動するコマンドなのですが,
以下のようにすると,特定の拡張子のファイルのみをまとめて移動することができます。

undefined

実際のファイルの動き方を見てみると、左側のフォルダ内にテキストファイルとHTMLファイルがありますが、

undefined

 

バッチファイルを実行すると、HTMLファイルのみが右側のフォルダに移動します。

undefined

 

また移動するファイルが1つだけの時に限りますが、
以下のようにすると,移動と同時にファイル名を変更することができます。

undefined

実際のファイルの動き方を見てみると、左側のフォルダ内にあるA.htmlが、

undefined

 

バッチファイルを実行すると、D.htmlにリネームされ右側のフォルダに移動します。

undefined

 

以上でバッチファイルの紹介は終わりとなりますが,皆さん業務に役立ちそうなものは見つかったでしょうか。
3回に渡ってバッチファイルの勉強をしてきましたが,紹介したコマンドは基本的なもののごく一部で,まだまだたくさんのコマンドがあります。その中には皆さんが日頃手間がかかるなと思っている作業の効率を上げるものがあるかもしれません。
今回のバッチファイルの勉強が皆さんの作業効率upを考えるきっかけとなることができれば幸いです。

 


色を見る

江戸川工務Fです。

印刷刷り出しのチェックを日々行っているのですが、まだまだ色調に関しては不明なことが多く、何色のインキ量を増やしたり減らしたりの指示が難しいです。毎日できるだけ多くの印刷物に触れて目を肥やしていきたいと思っております。

今回は、その日々の刷り出しチェックの中で感じたことを書きたいと思います。

よくカバー、表紙や品質要求度が高い案件に関して営業からの指示で「原稿どおりに」や「原稿に忠実に」と言う言葉を見たり聞いたりします。これでは中々印刷物のイメージ付きにくいのでそれだけではなく、「原稿どおりに。ただしこの画像の○○な部分がポイントです」と補足することによりこちらも品質に関しての着眼点もはっきりしやすくなり、出来上がりの印象はかなり違ったものになると思われます。

以上の様にイメージ(色調)の指示は、言葉での伝達が重要なポイントになるわけですが、イメージを伝える言葉は校正記号のように規格化されたものではなく、人によってその表現方法はまちまちです。各人の好みや記憶色(被写体として記憶している色。例えば「みかん色」や「空色」など)も異なる為、それを把握して正確に現場に伝達することはとても難しいことです。そこで、たとえば「色味」に関して正しく伝えようとする場合、以下の3つのポイントを押さえて下さい。

  1.  色相:色そのものの事で「赤っぽい方向に」とか色の名前を使って表現します。
  2.  彩度:色の鮮やかさの事で、現状より「鮮やか」か「くすんでいる」かのどちらかで表現します。
  3.  明度:明るさの事で、今よりも「明るい」か「暗い」かのどちらかで表現します。

これらのポイントを抑えてお客様とやり取りをしていき、色調に関する指示を明確にしていくことによりお客様の要望している品質の印刷物に仕上がっていくと思います。

また、これらのポイントに関しては、印刷刷り出しを確認する工務も現場に指示する際に重要であると思います。このことを踏まえて今後も刷り出し確認や色調に関する調整指示を明確にし、より高品質な印刷物を作り上げていける様に自身の「色見」のスキルを上げていきたいです。

 


← 古い記事