バッチファイル(その3)

IT・情報処理室のTです。

前回、前々回とバッチファイルの作成方法を中心に勉強しました。
3回目となる今回は、日常の業務に役立ちそうなコマンドをいくつか紹介していきたいと思います。

まずは第1回目でも勉強したCopyです。
以前は例としてフォルダ内全てのテキストを結合する方法を勉強しましたが、
以下のようにすると,特定のテキストのみを結合することも可能です。

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実際のデータを見てみると、フォルダ内にA、B、Cの3つのテキストがありますが、

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バッチファイルを実行すると、AとBのテキストのみが結合されたDテキストが作成されます。

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次に紹介するのはrenameです。
これは名前の通りリネームをするためのコマンドなのですが,
以下のようにすると,ファイルの拡張子のみを変えることができます。

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最後に紹介するのはmoveです
これも名前の通りファイルを移動するコマンドなのですが,
以下のようにすると,特定の拡張子のファイルのみをまとめて移動することができます。

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実際のファイルの動き方を見てみると、左側のフォルダ内にテキストファイルとHTMLファイルがありますが、

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バッチファイルを実行すると、HTMLファイルのみが右側のフォルダに移動します。

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また移動するファイルが1つだけの時に限りますが、
以下のようにすると,移動と同時にファイル名を変更することができます。

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実際のファイルの動き方を見てみると、左側のフォルダ内にあるA.htmlが、

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バッチファイルを実行すると、D.htmlにリネームされ右側のフォルダに移動します。

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以上でバッチファイルの紹介は終わりとなりますが,皆さん業務に役立ちそうなものは見つかったでしょうか。
3回に渡ってバッチファイルの勉強をしてきましたが,紹介したコマンドは基本的なもののごく一部で,まだまだたくさんのコマンドがあります。その中には皆さんが日頃手間がかかるなと思っている作業の効率を上げるものがあるかもしれません。
今回のバッチファイルの勉強が皆さんの作業効率upを考えるきっかけとなることができれば幸いです。

 


色を見る

江戸川工務Fです。

印刷刷り出しのチェックを日々行っているのですが、まだまだ色調に関しては不明なことが多く、何色のインキ量を増やしたり減らしたりの指示が難しいです。毎日できるだけ多くの印刷物に触れて目を肥やしていきたいと思っております。

今回は、その日々の刷り出しチェックの中で感じたことを書きたいと思います。

よくカバー、表紙や品質要求度が高い案件に関して営業からの指示で「原稿どおりに」や「原稿に忠実に」と言う言葉を見たり聞いたりします。これでは中々印刷物のイメージ付きにくいのでそれだけではなく、「原稿どおりに。ただしこの画像の○○な部分がポイントです」と補足することによりこちらも品質に関しての着眼点もはっきりしやすくなり、出来上がりの印象はかなり違ったものになると思われます。

以上の様にイメージ(色調)の指示は、言葉での伝達が重要なポイントになるわけですが、イメージを伝える言葉は校正記号のように規格化されたものではなく、人によってその表現方法はまちまちです。各人の好みや記憶色(被写体として記憶している色。例えば「みかん色」や「空色」など)も異なる為、それを把握して正確に現場に伝達することはとても難しいことです。そこで、たとえば「色味」に関して正しく伝えようとする場合、以下の3つのポイントを押さえて下さい。

  1.  色相:色そのものの事で「赤っぽい方向に」とか色の名前を使って表現します。
  2.  彩度:色の鮮やかさの事で、現状より「鮮やか」か「くすんでいる」かのどちらかで表現します。
  3.  明度:明るさの事で、今よりも「明るい」か「暗い」かのどちらかで表現します。

これらのポイントを抑えてお客様とやり取りをしていき、色調に関する指示を明確にしていくことによりお客様の要望している品質の印刷物に仕上がっていくと思います。

また、これらのポイントに関しては、印刷刷り出しを確認する工務も現場に指示する際に重要であると思います。このことを踏まえて今後も刷り出し確認や色調に関する調整指示を明確にし、より高品質な印刷物を作り上げていける様に自身の「色見」のスキルを上げていきたいです。

 


InDesignを使用したXML組版について

IT・情報処理室のMです。

 最近、下版後の組版データより2次利用目的としてXMLやExcel等のデータへ書き出す機会が増えてきたので、組版段階からXMLを利用することにより、もう少し効率的に各種データを作成できるのではないかと思いまして、以前より興味がありましたInDesignを使用したXML組版について色々調べてみました。

 まずは手始めに、InDesignのXMLに関連する機能について調べまして、特に優れていると思われる機能がありましたので、いくつか挙げてみたいと思います。

 

●DTDを使用してXMLを検証することが可能
 取り込んだXMLが DTDで設定された規則からはずれていると、InDesign上で警告が出力されるので、文書構造の統一化を図ることができます。
 ※DTDについてはXML文書の構造定義について(1)で説明しています。

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●XSLTで定義されたテンプレートに従ってさまざまな構造文書に変換が可能
 XSLTを使用することによりXMLをさまざまな構造文書に変換して『読み込み』『書き出し』することができます。
 ※XSLT(XSL Transformations)は、W3Cにより標準化されたXMLの変換用言語

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●段落スタイルまたは文字スタイルにXMLタグをマッピングすることが可能
 InDesign上で定義した段落スタイルや文字スタイルを、XMLタグにマッピングすることが可能で、また、同じタグに複数のスタイルをマップすることもできます。
 ※逆にXMLタグにスタイルをマッピングすることも可能

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●タグマーカーおよびタグ付きフレームの表示と非表示の切り替えが可能
 タグマーカーは、ページ上でタグ付きテキストの前後に表示されるブラケットで、タグマーカーを表示することにより、タグ付けされている場所を確認しながら編集作業ができるので視覚的に分かりやすい。

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 今回いくつか優れている点を挙げましたが、実際にInDesign上でXMLを扱うには、XMLの基礎技術・利用技術を持ち合わせていないと厳しい印象を受けましたが、組版や2次利用データ作成等を効率的に処理していく上で、XMLの技術は覚えておいて絶対損はしないと思いますので、これを機にInDesignを使用したXML組版に取り組んでみてはいかがでしょうか(私もですが ( ̄∇ ̄) )。

 Adobe® product screenshot(s) reprinted with permission from Adobe® Systems Incorporated.

 


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