InDesignで裁ち落としの外にコメントを入れてみよう

DS課のOです。

この間、とある仕事でお客様の要望で「プリントの裁ち落としの外に確認用のコメントを入れてプリントを出してほしい」と指示がありました。

通常、デフォルトのままでは裁ち落としの外にパーツ等を配置しても、裁ち落としの内側しかプリントは出ません。

今回は、そのプリントの出し方を説明していきたいと思います。

▶用意するもの
InDesignのデータ(今回は仕上がりB5で、プリントはトンボを入れる都合上A4で作成してあります)

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画像は上記データで、コメントは右上あたりに入れようと思います。

・ファイル→ドキュメント設定を選択し、

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裁ち落としと印刷可能領域の項目で、印刷可能領域の数値を入力します(今回は裁ち落としより10mm確保したいので13mmにしてあります)。

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すると、裁ち落としの外側に印刷可能領域のガイドが現れました。

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・印刷可能領域のガイドの内側に、テキストフレーム等を使用して文字を入力して配置します。

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・あとはプリントのテストをして正しく出力されていたら完成です。

もちろん、コメントを入れたままPDFへ書き出すこともできますので是非お試しください。

 


割り込み枠コマンド機能

MCB2課のGです。

 季節がすっかり秋になりました。台風の影響などで全国的にすっきりしない天気が先月から続いています。9月15、16日の社員旅行でも天気は予報から良くない方向でしたが、途中に晴れ間も見えるくらいに持ち堪えてくれました。おかげで自分も英気を養うことが充分にできました。社員旅行に行かれた皆さん、お疲れ様でした。

 今回も前回の『自動脚注機能』に続いて、便利な機能をご紹介したいと思います。今回の便利機能は『割り込み枠コマンド機能』です。この機能は前回ご紹介した自動脚注機能ができてから約1年後(2009年)に追加された機能です。下記の機能説明にもありますが、MCB2のコマンドタグを使ってボックス枠を作成するイメージで、様々な箇所で自由自在に使用できます。自分としてはボックス枠というイメージよりも「写研」の電算写植でよく使った、「小組」のイメージがあります。小組も体裁の指令だけで形にする(最も当時は画面で形が見られなかったのですが…)ので、設定とできる事が小組と近いと思います。

 この機能は文字をインラインのように使えたり、版面の外に配置したり、組方向、サイズ、フォントなども変えられるので「漢文」にあるレ点、返り点の作成は画期的に変わりました。その他、側注の作成も大変楽になりました。

 今までたくさんの便利な機能の追加やバージョンアップが、我が社の組版スピードを上げてきました。この先も技術の進歩と共に、さらに加速すると思います。このスピードに付いていける様に自分も走っていけたらと思います。

・割り込み枠コマンドの機能説明

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InDesignの簡単なアミかけ作業と注意点

DS部のMです。

 InDesignは色々なバージョンがあります。毎年、新バージョンが発表され、追加機能も多々増えてきました。今回は、その中で簡単なアミかけ作業と、注意点を説明したいと思います。

 文章しかない文面もクリック1つで簡単に色アミがかけられる機能があります。それが段落の背景色というものになります。ただ、こちらの作業はあくまでもアミを乗せるということなので、他の機能と重なりますと不備がでてきてしまうというのがちょっと欠点になります。こちらの不備に関しましても説明するので、参照してみて下さい。

 まず、何色のアミを付けたいか決まりましたら、先に色を作成しておいて下さい。後で追加することもできます。

 アミをかけたい文章(段落から、次の段落の前までになります)にカーソルをあてておきます。文章内ならどこでも大丈夫です。

 次に下記の画像の場所をクリックし、まずは背景色にチェックを入れます。次に、作成したカラーを選んで下さい。それだけで、色アミがかけることができます。

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 後は、自由にオフセットの内容を変更し、好きな所に色々なアミ掛けを試してみて下さい。

 冒頭でも書き込みましたが、毎年新バージョンのInDesignが発表され、新しい機能も次々と追加されています。実は、今回説明した簡単なアミかけ作業にも、ちょっとした落とし穴があります。

 数年前までのInDesignにはこの機能はありませんでした。簡単にできるという機能でおそらく追加されたのでしょうが、下線や段落の境界線、打ち消し線など複数の罫線を一つの段落に使用し、次の段落も背景色を使用
したりすると、罫線が消えてしまうというトラブルが発生してしまうのです。

 原因は、実は段落の背景色も罫線の一種だったのです! そしてこの罫線にも優先順位があり、下の階層の罫線は上の階層の罫線には勝てず、オレの前に立つな!! と言わんばかりに消されてしまうのです。

 下記を参照してみて下さい。

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  優先順位は以下になります。

  ↑ ①打ち消し線   → 赤
  上 ②文字      → 黒100%
    ③段落の背景色  → 黒30%(上オフセット10mm)
    ④アンダーライン → 青
  下 ⑤後・段落境界線 → 緑
  ↓ ⑥前・段落境界線 → 黄色

 上記のように、段落の背景色と線、文字には順位があることが分かります。問題なのは、段落の背景色の上オフセットが最下位では無いところです。

 段落の背景色の上オフセットの数値を増やしていくと、上記の見本のように、下位の④アンダーライン、⑤後・段落境界線,⑥前・段落境界線はその分欠けてしまいました。

 最後になりましたが、InDesignも色々な機能が追加され難しくなく加工ができるようになりましたが、機能が増えれば不備もやはり出てきてしまうというのが現状です。

 参考にしていただければ幸いです。

 


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