InDesignで新規作成してみる(其ノ肆)

18/06/17

DS課のIです。

 最近、家族みんなでゲームのモンスターハンターXX(ダブルクロス)で遊んでいます。2台しかないので順番にプレイしてモンスターを討伐していますが、やり始めたばかりなのでみんな弱く、すぐに死んでしまいますが、それでも家族共通の話題ができてとても盛り上がっています。ちなみに私は、双剣とライトボウガンです。

 それでは本題に入りたいと思います。前回までに解説できなかった事などを話していこうと思います。

 

本文中の見出し
1.段落分離禁止について
書体や文字サイズ、行取りなどの説明は、前々回に説明したとおりですが、本文中の見出しで基本的に設定する箇所があります。それは、段落分離禁止オプションの設定です。一般的に見出しがページの最後の行にあることは見栄えのよいものではありません。そうならないようにするのが次の設定です。

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 上の図を説明しますと、
 次の行数を保持:1行
  → 見出しの次の行が最低でも1行入らないと追い出します。
 段落の分離禁止にチェック
  → 分離禁止します。
 段落中のすべての行を分離禁止
  → 見出し中で改行しても見出し自体が分離しないようにします。

 以上の設定をすることにより、分離しなくなりますが、なかにはこの設定をしているのに分離してしまうこともあるので注意は必要です。

2.見出し前の1行アキについて
 以前に、組見本を載せたと思いますが、その中で見出し前を1行空けるパターンを説明します。設定はとても簡単で、段落の前にアキの設定を入れるだけです。なぜ、アキの設定を入れるかについても説明します。

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 設定自体は上の箇所を設定するだけです(本文の行送りをいれて1行アキにします)。しかし、アキの設定を入れないで改行でアキを入れてしまうと、空かなくて良いところまで空いてしまう恐れがあります〔例えば、ページの一番上に来た時に余計なアキ(行)が入ってしまうなど〕。

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 図のようにならないために段落スタイルの中でアキを設定して余計な行ができないようにします。ただし、見出しが続いて1行空けなくてよいところまで空いてしまうので、その時はアキなしの段落スタイルを作って対処します。

3.文献本文について
 大抵の文献は次のような形がほとんどです。

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 上のように文字を揃えるために使用するのがタブです。以下のように設定します。

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 一つ目のタブを右に揃うように設定して、二つ目を左に揃えるように設定します。そして文字をタブで挟んであげると括弧で揃い、文字の先頭が揃うように設定することができます。

 以上が前回までに説明できなかった箇所になります。ここまで作れれば、組見本のような簡単な体裁のものが作成できると思います。データ作成の参考になれば幸いです。
 
 これで、InDesignで新規作成してみるシリーズは終わりです。次回は、InDesignで私がよく使う機能などを紹介していければと思います。

 


MCLコマンド設定③

11/06/17

MC-B2課のFです。

 最近は気温もだんだんと高くなり暑いと感じる日が増えてきました。こちらは草木が青々とし、休日も草刈りに忙しく、田植えが終わった田んぼからはカエルの鳴き声がにぎやかな季節となってまいりました。

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 前回はMCLコマンド設定の「相対罫」を便利な機能ということで紹介しましたが、意に反する結果を招く場合がありますので回避の仕方を紹介したいと思います。
下の例のようにオブジェクトなどを配置すると罫線や地アミが残ってしまいます。

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 これでは自動組版で処理しているのに修正に時間が掛かってしまいます。そこでMCLコマンド設定の「こま」を使用します。
「こま」という機能は下の例のように、簡単な表をオブジェクトを使用しないで本文中にタグで作成することができる機能です。

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 この「こま」の機能を利用して、同じように再現して組みますと重なってしまっていた罫線や地アミがオブジェクトを避けてくれます。

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 このように視点を変えてみると便利な機能がありますので、みなさんも試してみて下さい。

 次回もいろいろなMCLコマンド設定についてお話しをしたいと思います。

 


デザインが生み出すホントの価値②

05/06/17

五反田営業所デザイン室のHKです。

前回、デザインが生み出すホントの価値(=ベネフィット)について書かせていただきました。
ベネフィットには、(機能的・情緒的)の2種類があり、これらを上手に使い『私にはこの商品(サービス)が必要だ!』と思ってもらうことが、デザインの目的です。
少し抽象的でしたので、架空のスマホをモチーフにこれらを考えてみたいと思います。


この製品『Smart Camera001』の最大の売りは、デジカメよりも高画質な写真が撮れること。
強力な手ぶれ補正でブレを抑え、オートフォーカスもとても早いので一瞬のシャッターチャンスも逃しません。

さて、このスマホを店頭にて訴求するにあたり、ベネフィットという観点からどのようなアプローチが可能なのでしょうか?
こちらも架空の店頭POPを作ってみました。

まず、A案から。

■ A案
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「画質?世界を変える?、最速0.02秒…」「4,200万画素…」など、技術的なことが中心となっていますね。
新製品らしく凄い写真が撮れそうなカメラ付きスマホだとはわかります。
しかし、カメラに詳しい人は別として一般的なユーザーに『この商品は、私にとって必要だ!』と、強い購買意識まで結びつけるのは弱い気がします。
このような商品の物理的な価値からの訴求を、機能的ベネフィットと言います。

 

次に、B案です。
■ B案
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A案よりも、このスマホを購入したら『この商品は、私にとって必要ですよ』と具体的にアプローチした案です。
『家族との思い出』をテーマしたビジュアルとキャッチコピーで、「自分の大切なものを撮りたい」「思い出を共有したい」ユーザーのそんな気持ちへ訴えるデザインにて、強い購買意識へと結びつけます。
このような人のこころに対しての訴求が、情緒的ベネフィットになります。

以上、少し極端な作例ですが、
同じ商品でも、ベネフィットの使い方によってデザインも大きく異なってきます。
どちらが良いとか悪いとかではなく、目的・用途・ターゲットによって2つのベネフットのバランスを変えますが、きちんと機能的ベネフィットを抑えたうえで、情緒的ベネフィットを使った方がより強いメッセージになるようです。
このような視点から改めていろいろなデザインを見ていくとおもしろいかと思います。

 


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