書体(フォント)

10/10/16

DS部FN課のIです。

書体(フォント)は最近のコンピュータには当たり前のように入っており、使用用途に応じて変えて使用している事と思います。

古いコンピュータには専用のROMが組み込まれていたり、そのつどデータを読み出して使用していた時代もありました。

上記の書体はほぼビットマップ方式でした。ドットを組み合わせて作成されたフォントで、画面表示にはそれなりに使用できましたが、プリント等をするとドットがはっきり出て、きれいなものではありませんでした。

その後アウトライン系フォント(スケーラブルフォント:様々なサイズに変えてもクオリティが変わらない)の登場で、表現の幅が広がっていきました。

ただ、アウトライン系フォントの中にもいろいろあり、メジャーなところでTrueType(トゥルータイプ)・PostScript(ポストスクリプト)・OpenType(オープンタイプ)があり、他にもたくさんのフォントがあります。

印刷業界で多かったのがPostScript系のフォントです。(Windowsには対応していません)

Type1フォント(1バイト256文字で構成されています。欧文フォントが多いです)

OCFフォント(2バイト言語で使用されています。著作権が厳しくPDFに埋め込むことが出来ないことが多いです)

CIDフォント(OCFと違い文字の字形切り替えをそなえ、PDFに埋め込むことが出来るようになりました)

PostScript系フォントはプリントする場合にはプリンターにフォントを入れておく必要があり、入っていないと白く抜けたり、ガタガタな文字で出力されました。

TrueType・PostScriptの良いとこ取りのようなフォントがOpenTypeです。

MacintoshとWindowsで互換性があり、ダイナミックダウンロードのためプリンターにフォントを入れておく必要がないため、コスト面でも助かります。現在ほとんどのフォントメーカーはOpenTypeで供給しています。

その中で特にめざましいのは「フォントワークス」社でしょうか。フォントのウェブライセンスを普及させ、フォントがインストールされていないPC・スマートフォン等でウェブページ・PDFを閲覧しても、表示する書体をすべてオリジナルと同じ書体で表示できるようにしています。また、映像用にも積極的にアプローチしているようで、映画・テレビ番組等でエンドロールを見ていると、フォントワークス社の社名やロゴが出てくる事が多いです。

一般の方が一番使用しているのがTrueTypeです。いろいろなソフトウェアを購入すると付録で付いてくることが多いです。特に年賀状作成ソフトは、TrueTypeのフォントが付いてきます。

ただ付録がゆえに著作には厳しい場合が多いです。年賀状や通常の文書は問題なくプリントをできますが、PDFに埋め込んだり、ウェブ掲載しようとすると著作にひっかかり表示できなくなることがあります。また、違うソフトウェアでは書体を選択することすら出来ない事もあります。そういったフォントで作成された原稿が入稿すると、文字化け・文字抜けが発生することが多々ありますので注意が必要です。

その他にも類似した名前の書体が認識してしまう事があり、文字の間隔が空いたり、縮まる原因となります。
いろいろな要因があるので、フォントはキチンとした形で使用したいものです。


※本来の意味では「フォント」とは同形・同サイズの活字をいい、業界では「書体データ」とされています。

 


VRとARとGPS付き音声ガイドって紙媒体と共存?

02/10/16

システム部のSです。

最近、何かと話題の「ポケモンGO」

そこに使われてるAR機能

実際ARってなに?VRとは何が違うの?と思ったので少し調べてみました。

現実世界に「デジタル情報」を加えて表現するのが「AR(拡張現実:オーグメンテッドリアリティ)」・・・動く(浮き出る)絵本(紙媒体と電子媒体の融合)やポケモンGOなどのゲームアプリ、ARマーカーを置いて家具の配置確認(RoomCoアプリなどがある)。
近年では墓地でも利用されており、生前撮っておいた姿をARアプリを通して墓石を見るとその姿が見え、話しかけてくると言った使い方もされてる様です。

仮想世界の時間や空間を現実世界のように表現するのが「VR(仮想現実:バーチャルリアリティ)」・・・ヘッドマウントディスプレイなどを用いて、ゲームの世界に入り込んで対戦したり、仮想のスポーツを楽しんだりできる。音楽やスポーツのライブ中継もテスト的に行われ始めているらしく、360度の映像とサウンドで、会場にいるかのような臨場感のあるリアリティを体験ができる。

自分の居場所に合わせて音声案内が流れてくれるのが「GPS付きガイド」・・・神社仏閣など観光地で自分の居場所に合わせて自動で説明が流れてくれるシステム(Sky Desk Media TrekやWanderpassがある)、他にも学校の案内などで利用。(だた、GPSは縦の空間認識ができないためフロア毎に区別することは現在不可能らしい)施設毎の案内は入り口などにコードを設置して読み取り、動画などを流す方が・・・。(Sky Desk Media Switch)

あくまで個人的に紙媒体の付加価値として考えてみると会社案内や技術書などで文章では表現しきれないモノに動画を埋め込めば、どうすれば良いかが伝わりやすくなる。とかホームページなどに360度撮影した画像を挿入すれば、自由にその場所内などを見ることが出来る。といった事かなぁ~。
設備の問題など色々あるので「個人的に」です。


注記:ポケモンGOはNiantic, Inc.の商標または登録商標です
   RoomCoはLivingStyle, Inc.の商標または登録商標です
   SkyDeskMediaTrekとSkyDeskMediaSwitchはFuji Xerox Co., Ltd.の商標または
   登録商標です
   WanderpassはIppon, Inc.の商標または登録商標です

 


面付・台割りとはなんぞや?

19/05/16

DS部FN課のIです。

 責了・下版を担当しておりますが、たまに「面付・台割りってなんですか?」と聞かれることがあります。
 何ページもの本を作成する上で必要となってくるものが、面付・台割りです。
 ページもの以外で台割りは馴染みのないものですが、表裏のチラシでも本来は必要なものです。
 本を作る上で印刷→折り→綴じ→断裁となるわけですが、ページ数が多い場合はページ事に紙に印刷していると印刷の手間が増え、製本するときにまとめることが大変になり、落丁・乱丁の確率があがります。そのため一定の折り方で16ページ・8ページ・4ページ・2ページと分けて製本用とします。(小さい本では32ページにすることがあります。)
 台割りを決めてからページを増減させたり、逆にページ数がはっきりしているなら後から台割りを決めるパターンがあります。

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 基本は4ページです。これをつなぎ合わせたものが16ページです。

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 1ページ目を一番前にして、左右4ページずつで山折りにします。上下2ページずつで山折りにします。左右で山折りにすると16ページの仕上がりとなります。(言葉や図面で説明するのは難しいですね)
台割りが決まれば面付け作業に入ります。
 面付けは各ページの場所にページ単位で入れていく作業ですが、以前は紙版下に文字を貼り付けたページ事の版下を片面8ページ等の製版トンボの付いた台紙に製版用の糊を使って手作業で進めていましたが、現在のDTP環境に代わってからは、PDF・PostScript(ポストスクリプト)などを使用して面付けソフトウェアにて作業を進めていきます。


*当社ではデジタル面付けに、メディアテクノロジージャパン製のEQUIOS(イクオス)を使用しております。
 面付けデータはそのまま、ゲラ印刷・校正印刷・製品用の印刷にとすべてに使用ができ、ページの入れ替えも短時間にできるようになったのもデジタル面付けの利点です。

 


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