InDesignデータのバージョンを下げてみよう

DS課のOです。

仕事をしていく上でドキュメントデータのバーションを下げなければならない場合が稀にあります。
しかし,基本的に新しいバージョンのデータを古いバージョンで開くことはできません。
今回はあまりおすすめできませんが(後述),バージョンを下げる方法を説明していきたいと思います。

①Indesignのドキュメントを用意し,データを開きます(今回はCC2015)。
②ファイル→書き出しを選択します。
③ファイルの種類【InDesign Markup(IDML)(*.idml)】を選択して保存します。

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ちなみに,ファイル→別名で保存でも同じ物が作成できます(バージョンCC以降のみ)。
③ファイルの種類【InDesign CS4以降(*.idml)】を選択して保存します。

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これで,CS4~CS6までのバージョンで開くことができます。

補足:IDMLとは「InDesign Markup Language」の略称で,IDMLで保存したデータはInDesign CS4以降のバージョンで開くことができます(しかし、データの互換性が完全に保証されているわけではないので、避けられるのであればなるべく控えた方がいいと思われます) 。

次に,CS3で開く方法を説明します。
④先ほど作成したファイルをバージョンCS4で開きます。
⑤ファイル→書き出しを選択します。
⑥ファイルの種類【InDesign CS3互換(INX)】を選択して保存します。

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これで,CS3で開くことができます。

ただし,CC2015からCS3までバージョンを下げてきましたので,互換性がかなり心許なくなっています。
元データと作成したデータをプリントして,ライトテーブル等でつきあわせて校正することをおすすめします。