目視校正 [Ctrl]+[F6]
三協美術印刷のTです。
アプリケーションの変更や開かれているウィンドウの変更のためのショートカットキーとして、[Alt]+[Tab]は有名ですが、開いているドキュメントウィンドウを移動する[Ctrl]+[F6]はあまり知られていません。
実は、このショートカットは意外に役に立ちます。
よく画像やテキストの差し替えデータを支給されて、差し替えてはみたものの一体どこが変更になったのだろうという時があります。本当にこの支給された差し替えデータで良いのだろうか。もしかして何かの手違いで前回のデータと同じものを支給してまったのではないかと不安になることがあります。
そんな時、一般には、ファイル間を比較して相違がある箇所を教えてくれる、Diff(ファイル比較)ソフトや高価なPDF 比較機能を搭載した検版ソフトなどがありますが、もっと簡単に、手軽に、「ああ、ここをちょっと変更したのか」と確認出来さえすればよい時があります。
それには比べたいファイルをふたつ開いて、ウィンドウ間を切り替えるだけで相違箇所が目視で簡単にわかる[Ctrl]+[F6]が役に立ちます。ウィンドウの切り替えは、アプリによっては少しショ-トカットが違うのですが、ワード、エクセル、アクロバットならば、[Ctrl]+[F6](インデザインは、[Ctrl]+[Tab])でウィンドウ間を切り換えられます。
まずは比較したいふたつのファイルを開き、ウィンドウを両方とも同じ位置、同じ表示比率にします。
下に図で例を示します。
・色の変化を見比べてみる
・同じデータかどうか比較してみる
この方法は、プリントを出してライトテーブルで比較するよりは正確で簡単です。