最新が最良とは限らない

システム部のSです

近年、パソコンのOSだったり、DTPでよく利用するAdobe製品のIllustratorやInDesignのバージョンが1年〜2年の間でバージョンアップしてしまいます。

最新バージョンを使用するのは、個人完結する様なお仕事であれば問題ないのですが、本を作るには大きな問題が起こる可能性があります。
本を作る時、印刷機に直接印刷命令を出すのではなく、必ずRIP(ラスターイメージプロセッサ)処理というものが必要となります。

弊社で利用しているRIPの製造元は新しいAdobe製品がリリースされると検証を行います。そのサポート状況をRIP製造元のHP上で配信しているので、そちらを確認しながら社内データ検証を行っております。
しかし、最新のAdobe製品がRIP側でサポートされるまで時間がかかるため、最新バージョンで作成されたデータは、トラブルが起きる前に営業さんを通じて不具合がでる可能性があることをお客様に伝えております。(最新バージョンで作成しているのが問題なので下位バージョンに保存すれば良いと言うことではありません。)

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※検証が終わるまではトラブルが起きる可能性があります。

最近だと
CC 2017ではUTF8特色の問題があったりしました。

RIPは関係ないのですが、CC2018のIllustratorはリリース当時、文字組が崩れる問題もあったりしました。

こうしたことから最新バージョンが全てにおいて最良ではない。と言うことが分かって頂けたら幸いです。