数式組版まとめ

MCB2課のGです。

 前々回はMCB2での数式組版の流れ、そして前回は数式の作成機能をご紹介させて頂きました。3回目となる今回は、NICでの数式組版の注意やルール、それとお客様からのよくある指示や傾向などをご紹介させて頂いてから、まとめに入らせて頂きたいと思います。


・数式の作成にもNICのルールがあります
 数式中に欧文、数字を入力するときにNICでは数式用(数式パレット)の物を使わず、本文と同じ書体にするため、本文中で使う欧文と半角数字を使っています。数式文字と通常の文字を比べると、特に文字の幅に違いがあります。ギリシャ文字や記号類は数式用の物で、本文も数式も統一します。

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 その他にもお客様の指示以外のところで、NIC内での統一事項があります。例をいくつかご紹介します。

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 これらがNICでの、社内ルールの一部になります。


・お客様からのよくある指示
 学参物の書籍などは、数式に関する指示で、丁寧なアキの指示をよく頂きます。

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 この様な指示を入稿時に、指定紙として頂きます。
 NICとしては置換などで対応して、アキが自動的に入るような工夫をしていますが、完全に自動化までには至っていませんので、やはり目視での確認が欠かせません。
 お客様の丁寧なアキの指定は、学参書籍の数式の見易さになっています。
計算された見易さと自分は感じています。


・まとめ
 数式組版の特異な仕事の流し方、作成作業の細かさ、NIC社員でのルールの共有と理解、数式組版はどこの部署にいっても作業に特異性があります。そのため、部署間での報告、連絡、相談をより密にしての作業を、心がけています。自分も初めて数式組版を行ったときは前工程、後工程、その他の工程にたくさん助けてもらいながら作業をしました。苦労もしながら組み終えたときに、先輩方から「数式組版ができる様になったら、一人前だよ」と言われたのを覚えています。最近は数式組版の機会も減りましたが、数式組版で学んだ、仕事への取り組み方を今後の仕事に活かしていきたいと思います。
 今回で、数式組版についてのブログは最後になります。わかりにくいところもあったかと思われますが、最後まで読んで頂いてありがとうございました。