データ運用管理

江戸川CTPのWです。

今回は下版データの運用管理について紹介したいと思います。

新規(新版)については以前に紹介したように本社から江戸川CTP室サーバーにデータが下版されてきます。1 日で大量の下版データを扱いますので、下版データは数ヶ所に分類されたフォルダへデータアップされます。そこから作業用のサーバー階層(フォルダ)へ移動して、作業伝票と原稿と印刷予定表を確認して面付け版面設計をして刷版出力をします。

再版については原本などで下版される場合があります。

下版データは訂正変更がない場合は江戸川工場の保管用サーバーからデータを引っぱります。

基本的には作業伝票と原本を確認してデータを検索します。あわせて前回作業に使用した大貼りデータも検索します。(大貼りデータ=刷版出力するさいに面付け版面設計するソフトウェアのデータ)前回の大貼りも確認することにより前回の面付けも確認できなおかつ加減焼き情報も確認できる為です。(加減焼き=アミ%をデータ値よりプラスマイナス補正して出力)データ検索のさい伝票に前回伝票No. 使用するデータの伝票No. 等の記載がされているとスムーズにデータを引っぱることが出来るのですが前回情報等の記載がないと大変苦労します。特に端物(ペラもの)などはデータ名などが同じようなものもあり探すのにも一苦労です。

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データを運用していくさい、やはり伝票→下版データ→原稿の順におこしていただくとスムーズに進みます。下版データだけ先に送って頂いても伝票を起こしていないと、データも迷子になってしまいやすいし、伝票がなければ紙、機械、面付け取り都合もきまらず出力もできず先にすすみません。

また、再版のさいは伝票に使用するデータの情報(伝票No.)前回なのか前々回なのかなどの情報を入れて頂くとスムーズに検索できます。伝票を起こすさいご協力いただけると助かります。一番よいのは一部抜き等の刷り出しがあると版に入れている版面情報(出力日時、伝票番号等)が入っているのでよりよいです。

ゆくゆくは、全伝票と全データをデータベース化し印刷予定等全てにおいて番号管理していければ再版時のデータを探す時間や間違い等をなくしていけることに加えデータも管理しやすくなると思います。