「信頼」は小さな約束を守り続けること

営業部のSです。
 
 営業部は組版部や印刷部とは違い、技術的なことが書きにくい部署です。そこで普段の営業活動の中で心がけていること、気づいたことを紹介します。

 営業部の本来の目的は「仕事を受注すること」です。そしてその仕事を無事納品し、つつがなく集金すること。小さな仕事の積重ねとなります。何の仕事でも近道はありません。得意先の信頼を得て仕事を任せていただくまでには、時間がかかります。性格など個人差にもよりますが3年、5年、10年という時間が営業力を養います。そんな中で、幾つか気になるポイントを紹介しましょう。

「信頼」は小さな約束を守り続けること。

 朝一の仕事はメールチェック、いう人が多いのではないですか? 数年前からメールでの依頼事、入稿が何と増えたことか。見積りやらテキストや画像やらのデータ類、それに紛れての迷惑メールの削除。そこで、

 ▶ポイント① 仕事案件を見極め、すぐに確認・了解を返信します。まずは第一報です。そして小さな案件ほど先に済ませることを心がけます。初校PDFを送って、トレスデータを送ってなど、得意先の「今すぐ欲しい」の声に応えること。これが重要です。時間のかかる案件は、「時間をください」で良いのです。そんな中で、

 ▶ポイント② 「ゆっくりで良いよ」に要注意。
ゆっくりは2〜3日なのか1週間なのか、それとも1ヶ月?なのか、依頼者と当方にズレが生じます。油断して忘れてしまうかもしれません。必ず、いつ頃納めますという納期を決めれば双方安心です。納期の曖昧さは、時間が経てば経つほど気まずさを生みます。ゆっくりで良い案件を予定前に納めると、好印象間違いなしです。

 ▶ポイント③ 仕事の重要度でメール、電話、訪問を使い分ける。
メールは、確認事や報告などをスピードアップ。データの送受信に大活躍。記録も残り今や営業スタイルを変えつつあります。とは言えこれまでの電話や訪問は必要不可欠、営業の基本です。声や表情に人間としての気が宿り、得意先の信頼を得るのです。ミスやトラブルは後処理次第で命運を分けます。メールで謝罪など言語道断。これこそ訪問営業の極地です。
 
 営業は受注から納品、集金までの全てを把握しています。今回はメールに絞りましたが日々の仕事を滞り無く進めること、小さな約束を守り続けることを心がけ地道に確実に営業活動をすべきと考えております。どうぞ、ご参考まで。