デザイナーが打ち合わせで聞きたいこと

五反田営業所 デザイン室のHKです。

「え?もうイルミネーションの時期なの?」と目黒川のライトアップを見ていましたが、
ようやく冬らしく寒くなってきました。
こんな日のクライアントとの打ち合わせは、寒さと相まってより身の引き締まる思いです。

今回はクライアントとの打ち合わせをしていく中で、どのような情報がもらえると、
少しでもクライアントの希望に近いものが制作できるか
書いている自分も痛いところはありますが、少しお話しできればと思います。

例えば、下記の特徴を見てどうでしょう。

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一見良いデザイナーの当たり前の特徴のように感じますが、
実は、「できれば避けたいデザイナーの特徴」をあげてみました。
例えば、チラシの制作と仮定してみます。

①クライアントの要望通りに作ることは大前提なのですが、鵜呑みは注意です。
「どんなチラシを作りたいですか?」の質問はあまり効果的ではなく、
「何の目的で作るものなのか」「どんなターゲットに見てもらいたいのか」「どんな成果を出すためのものなのか」など、本来の制作物の目的を詳しく聞くことが大切になります。

②目的がある程度見えたら、今度は感覚的な相談をしていきます。
必要最低限ではなく、いろいろなお話しを聞かせてもらいます。
また、ヒアリングだけでなく、こちらの考えや一般的な動向などは先に話してしまいます。
ここでお互いの考えや方向性を一致させておくと、その先のデザイナーの腕の見せ所である
「その要望をビジュアル的にどう処理していくか」の作業がグッと楽になったりします。

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③クライアントには極力手間を省いていただきたいものですが、チラシひとつ作るだけでデザイナーから上記のような無関係とも思える質問をたくさんされるとなればお手間かもしれませんね。

だらだら長くなりましたが、クライアントと信頼関係を築き、お互いに遠慮なく意見が出せる関係のもと、クライアントと一緒に創り上げていくことが、より良い成果を生み出すのではないかと、私は信じています。
また、案件によっては全然これらが通用しないものもあるかと思いますが、
めまぐるしい制作業務が少しでもスムーズに進むヒントになればと思います。