気になる!

工務部のTです。

 前回、祝賀御列の儀に参列したことをお話させていだたきましたが、今回は一般公開された大嘗宮を見学してきたことをお話させていただきます。
 今まで皇室行事に無関心だった私の稚拙なイメージでは、皇居内の建物はきらびやかな装飾が施された豪華絢爛なのだろうと思っていました。
ところが、実際に足を踏み入れてみるとそんな浅はかなイメージはすぐに覆りました。真新しい建物は少なく、古くに建てられたものを大事に使っているからこその存在感がそこにはあり、重厚感・質実剛健・圧倒的という言葉を連想させ、とても迫力を感じ見入ってしまいました。
 では今回、一般公開された大嘗宮はどうなのかといいますと、こちらはとてもシンプルな見た目でした。華美な装飾は一切なく、細い柱と木材そのものの色が美しさを感じさせてくれました。また、ほのかに漂ってくる木の香りにとても癒やされました。

 
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さて、タイトルにある「気になる!」部分ですが、これは皇居内の景観や建物ではなく、案内所でもらったパンフレットです。そこに使用されている写真に違和感がありました(といっても印刷業の者でなければ気づかないとは思いますが)。はっきり言ってしまえばちょっと古い感じなので、色調が気になってしまうのです。「きっとウチで作業したら、ここは明るくするし、ここならもっとメリハリをつけるだろうなぁ」などなど。
他社様で作成されたものにケチをつけるわけではなく、印刷業の性でパンフレット本来の見方をしていない自分にも違和感ですが(笑)。

 いつか宮内庁から仕事もらえたらいいなぁなんて思いながら、帰路につきました。

 ぜひ皆さんも一度は皇居に足を運んでみてください。