Adobe InDesign CC 2015を使ってみた

18/08/16

DS課のAです。

残暑お見舞い申し上げます。

 暑さにうなだれる毎日ですが、皆様いかがお過ごしですか?
 わが家では、いまだにエアコンの電源はOFFのままで、熱中症になるか、それともこのまま秋を向かえるか、妻との激アツな攻防戦が繰り広げられております。

 2016年も8月になってしまいましたが、いよいよというか、やっとInDesign CC 2015を使って仕事を進めるようになりました。
 すでにご存知の方もいらっしゃると思いますが、今回はInDesign CC 2015を使ってみて、感じたことや新機能、バグ(仕様?)なんかを書いてみたいと思います。

1.基本的には変わりません
 メガドライブからセガサターン※1に変わったときの感動は、今でも忘れることができませんが、InDesign CS5からCC 2015になっても作りや操作方法など、基本的な部分はほとんど変わりません。
 ただし、最新のInDesign CC 2015(ver11.4)ではインターフェイスが改善され、パネルやダイアログボックス、ツールバーのアイコンや文字が大きくなり、とても見やすくなりました。
 見やすくなったのですが、パネルなどが大きくなり、モニター内の占有率もアップしているので、作業画面が狭くなり、少し邪魔だなと感じるかも知れません。ちなみに私は、24inchモニターを2台使っているので、作業画面も広く操作性は抜群です。

2.新しい機能
a.グラフィックセル
 今までInDesignでは、表のセル内に画像やカットを配置する場合には、インラインにして配置していましたが、InDesign CC 2015からグラフィックセルの機能が追加され、通常の画像配置と変わらない方法で、表のセル内に画像やカットを配置することができます。
 またセルをグラフィックセルに変換することができるなど、属性を変更することも可能です。

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 配置した画像の拡大縮小や、セルのサイズに合わせて画像サイズを調整できるなど、通常の画像と同じような操作が可能です。

b.段落の背景色
 「段落パネル」、「段落スタイル」に「段落の背景色」とうい機能が追加されました。この機能は、選択した複数行の段落に対して、背景色を設定する機能です。
 今まで「段落境界線」や「下線」の機能を利用して背景色に見えるように設定したり、テキストフレームに塗りを付けて配置したりしていましたが、この機能により簡単に複数行に対して背景色を設定できます。

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c.その他
 CS5からCC2015に一気に飛んだので、CS6、CC、CC2014の便利な機能も箇条書きにします。

  • テキストフレームの自動サイズ調整ができます(天地左右)。
  • フォントメニューの上部に、最近使用したフォントが表示されます。またフォントの検索などが使いやすくなっていたり、お気に入りのフォントを登録できたりします。
  • 複数の演算子の入力が可能です(CS5まで:10+20=30/CS6以降:3.25*20/2=32.5など)。
  • 「フレームを内容に合わせる」機能が、連結されたテキストフレームや2段以上のテキストフレーム、特殊な形のテキストフレームにも対応しています。
  • 「ここまでインデント(control+\)」の不具合が解消されています。
  • テキストフレームを作らなくても表の作成ができます。また、すでに作成した表の行や列を任意の場所にペーストすることができます。
  • 複数のレイヤーのオブジェクトをグループ化してその後グループ化を解除すると、今までは最上位のレイヤーになっていましたが、「元のレイヤーに戻してグループ解除」ができるようになりました。
  • 選択した文字の異体字がその場で表示されます(設定有り)。

 ざっと箇条書きにしましたが、その他の追加機能もありますし、詳細は書ききれませんので、個人で調べていただくか、DS課のAまでご連絡ください。

3.バグ(仕様?)
 Adobeの名の下に、仕様という名のバグを発見しました。以下のやり方は、InDesign CS5ではできましたが、CC 2015では残念ながらできません。
 テストは2段組の本文ですが、見出しに「段抜き」の設定を使用すると、InDesignの動きが遅くなってしまい修正に時間がかかるので、「テキストの回り込み」を設定したオブジェクトをアンカーで入れ、見出しごとにフレームを分けて段抜きと同じ効果を再現していました。
 ところが、アンカーを入れた行にグリット設定の「段落行取りを使用」チェックを入れると、見出しもろとも文字が消え、InDesign自体が「応答なし」で固まってしまいます。
 「段落行取りを使用」にチェックを入れなければ大丈夫なのですが、前後に級数送りが違う文章が入ると、見出しや文章がずれてしまいます。
 現在、改善策を模索中ですが、いいやり方がありましたら、是非教えてください。

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 簡単ではありますが、InDesign CC 2015の報告を終わります。
 どんなアプリケーションもそうですが、良いところ悪いところどちらもあり、完璧なアプリケーションは存在しません。
 あとはメーカーにアップデートを頑張ってもらうか、現場で工夫をして進めていくしかありませんので、これからはどんどんInDesign CC 2015を使って仕事を進めて、三報社印刷のスタンダードなアプリケーションにしていきたいと思います。

 


※1:メガドライブとセガサターンは、20年以上前にセガ・エンタープライゼス(現セガゲームス)から発売された家庭用ゲーム機で、任天堂のスーパーファミコンやニンテンドウ64、ソニーのPlayStation、NECのPCエンジンなどと鎬を削り、一時代を築いたゲーム機です。個人的な話ですが、当時の私はセガ派でしたので、任天堂・ソニー・NECは邪道だと思っていました。