UV印刷と油性印刷

21/11/16

印刷課のKです

 UV印刷機を担当して四年が経ちました。私が、入社したとき当時の三報社には油性印刷機が全盛で、現在のように5台ものUV機が稼働しているのは想像も付きませんでした。
 そんな中で、ブログの話を頂いたので、今回はUV印刷と油性印刷の違いや特徴を書いてみたいと思います。

 印刷機そのもの外見は、新旧はあるものの見た目の差は大きく違いません。その中で、一番先に思いつく大きな違いは、パウダーを使用するか、しないかの違いが思いつきます。油性印刷では、印刷後のインキはまだ乾いていないためパウダーを噴霧することで裏付き防止をしています。絵柄が重い場合は板取を行うこともあります。
 印刷資材につきましても、用途は同じでも、中味は違っています。特にインキは、UVインキと言ってUV機専用です。それは、UVランプにあたることでインキが乾く紫外線硬化という硬化の仕組みを持っています。一方油性インキは、酸化重合という硬化の仕組みを持っており、また、有機溶剤が含まれているため食品の箱や玩具等には適していません。
 一昔前は、UVインキと油性インキでは硬化方法の違いから色の出方が違うと言われていましたが、インキの開発も進んできており、今では違いはわからなくなっていると思います。
 以前油性印刷機で機械を動かして時は、片面を印刷したら乾き待ちをして翌日上がり面を印刷する事が多かったのですが、今では速乾のためすぐに返して上がり面を印刷できて効率的な作業が行えます。油性印刷でも絵柄や用紙によっては、当日表裏印刷する事はあるのですが、UV印刷を行っている今では、裏付きやなどのトラブルが減少することにより、気持ち的な余裕が出来、より品質面やメンテナンスに集中して作業できることも、大きな特徴のように思えます。

 ざっくりですが、他の違いを表にしてみました。インキ、インキローラー、湿し水はそれぞれ違っています。専用の中には兼用できるものもありますが、CTPの板はUV印刷機、油性印刷機で共通です。印刷を行う上で必要不可欠なCTPの板は、多少の耐久性の違いは出てしまいますが、共通で使用しています。

  UV印刷機 油性印刷機
インキ 紫外線硬化 酸化重合
インキローラー 樹脂ローラー ゴムローラー
ブランケット 専用 専用
溶剤 専用 専用
湿し水 純水使用 水道水

 油性機からUV機に移り、また違ったトラブルなども経験していますが、印刷の基本を忘れず日々勉強です(>_<)

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UV印刷機での印刷風景(デリバリー内)