キューブ型オブジェクトを作る

17/03/17

編集部のBです。

今回は立体的なキューブ型オブジェクトを作ってみます。
ちょっとした見出し飾りなどが欲しい時に、ちょこちょこ使っています。

① まずはベースになる色味で角丸の四角形を作ります。

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② アピアランスパネルでグレースケールのグラデーションを追加し、乗算で乗せます。

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③ さらに、グラデーションの塗りを追加します。
ベースの色に対するグラデーションを意識します。このグラデーションが、最終的な面積比が大きくなるのでスライダの位置などを調整します。

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④ ③の塗りを縮めます。
③で作った塗りに対してIllustrator効果→パス→パスのオフセットを乗せます。数値などはプレビュー表示をしながら、出来上がりを意識して決めます。

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⑤ ハイライトを2段階で入れます。
立体的な表現には光の効果が必要なので、それを作ります。
まずは伸びる光。④と同じくパスのオフセットを付けた塗りを作り、黒から不透明度0の設定にします。レイヤー効果はオーバーレイを使用。

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またその上に、白から不透明度0のグラデーションを不透明度は通常のまま乗せます。この時、白のグラデーション幅は伸びる光より短くします。

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⑥ ドロップシャドウを付けて出来上がり。

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こういったオブジェクトの作り方は様々なDTPの本で沢山紹介されています。
私の場合、それらを読んで実際に作ってみて、使う場面に対してどれだけその後の操作性が良く、見栄えが落ちないかという視点から使うものが淘汰されていっています。
DTPをやっていくと、修正無しなんて事の方がありえないケースで、大概納期も短くなっていくので、自分が把握しきれる作りである事と色や形の変更がしやすい事は、どうしても捨てられない事なんですよね。
例えば今回の例でいえば、5層構造でオーバーレイの使用は1箇所だけ。色を決めている層は2層(①と③)だけなので、色を変えたければ2層の変更だけで済むわけなんです。
そんな訳でパパッと色を変えて、カラフルなキューブの出来上がりです。

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デザインが生み出すホントの価値

16/01/17

五反田営業所デザイン室のHKです。

私たちが所属する五反田では、商業印刷を主に取り扱っています。
企業・教育機関・官公庁などの各種PRツールとしてチラシ・ポスター・会社案内・製品カタログ・ノベルティなど、依頼内容は様々です。

さて、私たちは普段無意識のうちに上に述べたようなたくさんの『デザイン』を目にしています。
が、そもそもそれらは何のために存在するのでしょうか?
PRツールを出している側(以降、クライアント)としては自社の商品やサービスを消費者に「知ってもらい、使ってもらう、買ってもらう」こと、つまり
『私にはこの商品(サービス)が必要だ!』
と思ってもらうことが、最終目的になりますね。

そしてこの商品やサービスを利用することで得られる恩恵や利益は、マーケティング用語で「ベネフィット」と呼ばれ、消費者が商品を買う理由となります。
今回はこのベネフィットという視点から、デザインの見方について少し書いてみようと思います。
ベネフィットには大きく2種類あります。商品例をパソコンとして考えてみます。

■機能的ベネフィット…物理的な価値 OS・CPU・メモリー・HDなどの機能・性能
■情緒的ベネフィット…心理的な価値 形がカッコイイ・色が好きなどの感情

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このベネフィットを効果的に伝えるのが私たちデザイナーの仕事になります。

『デザイン』というと、見た目の良さやインパクトの強さ、レイアウトの綺麗さなど表面的なことについとらわれてしまい、その商品のベネフィットが凝ったデザインで埋もれてしまうことも少なくありません。
また、デザインを選ぶ際は「この色が好き」や、「なんとなくカッコイイ」などと抽象的に判断されることもあります。
極端なことを言えば、一見「センスが悪いなぁ…」と感じるものも、実際の商品イメージとマッチしていたり、きちっとサービスが伝わる内容であれば、それは「価値あるデザイン」にもなりうるのです。
確かに見た目の印象はとても大事ですが、どうせならその商品を「知ってもらう」だけでなく「使ってもらう、買ってもらう」にまで惹きつけたいものです。

こういった少し違った視点で、通勤電車の車内広告や店頭ポスター、新聞、雑誌などの広告を見てみてください。

また、ベネフィットの詳細についてはまたの機会に触れられたらと思います。

 


デザイン時に気をつけたい著作権(2)

11/01/17

編集部のBです。

新年明けましておめでとうございます。
2016年も気が付けばあっという間に過ぎ、毎年振り返ればやり残した事が山積みで情けない限り。今年こそはと個人的な気合いを入れ直す次第です。

以前の記事で解説されている内容ですが、個人的にも気になった著作権に対する意識に関して私も触れてみたいと思います。

インターネットが一般にも普及し始めて、はや何十年と経ち、今やその環境が無ければ何かと面倒な世の中となっております。私もデザインの参考資料として無くてはならない存在です。
検索ツールに関連キーワードを打ち込むだけで膨大な記事や画像が出てきます。本当に便利です。これはもちろんお客様におかれましても、多かれ少なかれ同じ事かと推察いたします。しかし、時折そこに頭を悩ます依頼が入ってきます。ここ最近というわけでは無いのですが、事例をいくつかご紹介させていただきます。

その1「企業ロゴはwebから拾ってね」
事実、今やホームページを持たない企業はほぼありません。当然トップページに企業ロゴも飾られています。
しかし注意したいのはロゴ1つにも意匠や定義があり、使用規定(サイズや色、形等々…)が存在する確率が極めて高い事です。場合によっては様々なパターンがブランディングとして詳細に決められている事もあります。加えてweb上のデータは印刷用の解像度を要していない事が当たり前であり、色もRGB設定でできていますので、本来そのままでは使用できないのです。
しかしながら、会社によってはその存在が周知されておらず、上記の指定となるわけです。他部署へ印刷物が廻った段階で「これは違う」と言われては後の祭りですから、半歩だけでも踏み込んで「ご指定のロゴデータはございませんか?」と問い合わせるのは、馬鹿にできない確認事項ではないでしょうか。

その2「この画像webから拾ったんだけど使える?どこで拾ったかは知らない。」
前述のように検索は大変簡単になり、検索結果はまとめて一律に表示されます。しかしながらそこには「画像は著作権で保護されている場合があります。」と小さく一言添えられているだけです。これを「無料で自由」と判断するのは危険です。必ずその画像の掲載ページへアクセスし、著作権や利用規約を確認することは必須です。なので「どこで拾ったかわからない」と確認もままなりません。検索するのは「参考にする画像」なのか「使いたい画像」なのかを決めて探すことも大切ですね。

その3「この画像、有料素材のサンプルロゴを消してそのまま使って」
いけません。もはや犯罪です。
バレない?いえいえ、形にして世間に発信するわけですから。バレます。
使いたくなる程の画像だからこそ、価値があり、有料なのだと捉えていただきたいものです。調べてみればそこまで高額でない事もありますので、何卒よろしくお願いいたします。

著作権自体の内容に関しては前記事「デザイン時に気をつけたい著作権」にて解説されているので、そちらを参考にしていただければと思います。

私が今の仕事を始めた10年程前と比べ、web=無料という意識は確実に減ってきたとは思います。しかしながら不完全な意識もまま見受けられます。
検索は簡単ですが、リスク管理のハードルが上がっているかもしれません。作業者としても気をつけなければと思います。

 


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