新しい検版機

こんにちは

江戸川工場工務のSです。
今回は江戸川工場に新しい機械が導入されたので書いていこうと思います。
新しい機械とはデジタル検版機の「CorrctEyeSIS」という機械です。
MERCY-touchと同じでベースとなるマスタ画像と検査画像を比較し、差異を検知する機械です。
CorrctEyeSISは、大手医薬品メーカーの印刷物受入れ検査基準としても採用されている信頼性、国内の制作・製版・印刷会社へ検査システム750セットを超える業界No.1の導入などの実績があります。

 

undefined
↑CorrctEyeSIS本体とプリンター(写真のように配置されてます。)

 

○CorrctEyeSISの機能
・CorrctEyeSISはあらゆる印刷物検査パターンに対応しています。
(刷版データ(RIPデータ)と刷り出し物との検査や刷り出し物と抜き刷り物との検査)
・検査結果を保存することもできます。
・スキャニング出来るサイズは、最大4/6全版 最小は特になし。(名刺サイズでもスキャン可能とのこと)
・複数の刷り出しを同時進行で検査することができる。
・読み取り解像度は300dpi600dpi選択可能。

○CorrctEyeSISに操作して感じたこと
・検査台(テーブルトップ型)が特徴的だと思いました。
・タッチパネル方式になっているので、画面を触れば作動してくれるので使いやすいです。
・検査台に置いた印刷物を動かないようにするための吸引音がMERCY-touchに比べて、とても静かでした。(MERCY-touchはドライヤーのようなけたたましい音を発する。)
・印刷物のスキャニング時間は約10秒前後(体感的に)
・スキャン開始から検査終了までの時間が1分かからずに作業できます。
(作業時間(スキャン開始から検査終了までの時間)はMERCY-touchとほとんどかわりません。)
・スキャニング中、手などの巻き込み事故防止の為の緊急停止ボタンが付いており、安全面にも考慮されている構造。
・検査終了直後に不良箇所を記したモノが出力されるので、誰が見てもわかりやすくて良いと思いました。

○CorrctEyeSISの基本的な検査の流れは
①CTP室にて刷版データ(RIPデータ)をCorrctEyeSIS(専用フォルダ)へ保存
②印刷機から出力された刷りだし印刷物をCorrctEyeSISでスキャン
③検査精度を選択したらワンタッチで検査開始
④検査結果を機長はマーキングされた不良箇所を確認する。
⑤不良箇所修正後再出力、工務にてチェックを受ける
⑥工務チェック後、担当部署にて抜き取り検査
 (不良箇所があれば、機長・各機進行に報告)
※当分は担当部署の人が中心となり使用・指導、後々は各機械の助手がおのおので検版機を使って刷り物の確認をしていく流れになっていくと思います。


今までは目視での色の確認をしてきました。人による検査は常に精度にムラがあり一定の検査品質が保ててなかったと思います。
CorrctEyeSISでは、「不備の存在しないRIPデータ」を元に「刷り出し印刷物」が検査できます。人の力では不可能なレベルの、高い検査精度と品質を保ったままスピーディーかつ効率的に作業ができるようになります。
これでデジタル検版機&目視により、ミスも減ると思います。
なので検版機の導入はありがたいです。
新しい機械が導入され、新しい作業形態(仕事の流れ)になったばかりで、作業に慣れるまで大変ですが頑張っていきますので皆さんよろしくお願いします。

 

undefined
左の写真は刷り出し物を乗せたもの。右の写真はスキャニング中のものです。

 


デザインだって文脈だ!ちょっと実践編

五反田営業所 デザイン室のHKです。

昼間はセミの大合唱、夜には鈴虫の鳴き声、秋の訪れを感じますね。
さて、前回のブログでは人の深層の欲求と称して「隠された気持ち」
そこを突けば、効果的なデザインをなるのではないかと書かせていただきました。

隠された気持ち…
そもそも、人の気持ちをとらえることは可能なのでしょうか?

むむむ.... 無理ですね。
自分の事でもさえも良くわからないのに、人の気持ちをとらえるなんて無理だと思います(笑)

でも、何かしらのヒントはありそうです。

気持ちには色々ありますが、喜びや希望、優しさや安心といったものから、正反対である不安や恐れなどといったものでしょうか?
ここでは「不安」をキーワードにその気持ちを探りたいと思います。

電車の車内などで見かける塾の広告をサンプルを例に考えてみました。

まずは、A案から。
※ 都合上ビジュアルが異なるのはご了承ください。

undefined

 

自分の夢を叶えるためにどこの塾が良いのだろうか、そんな悩みに応える現役の受験生をターゲットにした案です。
合格実績を大きく掲載し、強みをストレートに伝えることで、塾の信頼性と安心感を持って貰うことが狙いです。

続いて「不安」をキーワードに考えたいと思います。そもそも塾の費用の出すのは保護者である親です。
本来は、塾は勉強するための場ですが、それ以外にも子供の対する悩みや不安は尽きないものです。
特に受験が伴えばその悩みも大きくなりがちです。

undefined

そんな気持ちを考えて制作したB案です。

undefined

 

勉強はもちろんのこと、保護者の悩みや不安を徹底的に相談できる、そんなサービスを強く紹介した案です。
もっと上手くいくのではないか? どうしたらいいの?など、保護者が抱えている悩みや葛藤をサポートしてくれます。
心強いですね。塾選びはポイントは生徒の希望が第一ですが、その塾選びにも大きく影響するかもしれませんね。

以上、「不安」という気持ちをキーワードに作ってみましたが、必要以上に不安や悩みを煽ることは良くないことです。
ただし、デザインの本来の目的が何かしらの問題を解決することであれば、これらを解決するのもデザインの役割ですね。

求める結果は同じでも、見せ方、捉え方はいろいろ。
人の気持ちを捉えることはとても難しいですが、普段から相手の気持ちに立って、なかなか見えてこない深層の心理を意識したデザインを心がけてみてはいかがでしょうか?

 


デザインだって文脈だ!

五反田営業所 デザイン室のHKです。

まだ梅雨のジメジメが抜けない7 月。海や山でめいっぱい遊べる夏の始まりを心待ちにしながらこの記事を書いています。普段あまり文章を書かないので、うまくまとめるのはなかなか難しいですね。
特に文脈が整ってないと、何を伝えたいかがわからなくなります。

実はデザインの仕事でも、この文脈にあたる「コンテキスト」を考えることがとても重要とされてり、物事の前後関係やその背景にある状況・理由などを指す言葉としても使われています。私たちの言うコンテキストとは、その根底にある人の気持ちを探ります。

こんなことは、ありませんか?

クライアントとの打ち合わせで「この商品を売りたい」「どんな人に売りたい」まではヒアリングできても、その先にある「根底の気持ち(深層の欲求)」まで見えてこないことが多いのです。実際にその商品を買った人は、それでどうなりたいと思っているのかがとても大事であり、そこが理解できないと、何かうわべだけのデザインになってしまいがちです。

例えば、「美容院に行きたい」女性がいるとします。
この場合の表向きの欲求は、
・なんだか髪型を変えたいな
・髪をキレイにしたい 
・キャンペーン中だから切ろうかな… などでしょう。

しかし、深層の欲求には
・友達や恋人に髪型をちょっぴり自慢したい!
・メイクはあまりできない職場だから、せめて髪だけでもかわいくしたい!
・SNS に載せたいから見栄えする美容院がいい!
・最近、忙しくて疲れちゃったからココロから癒されたい など…

表向きでは見えてこない、または本人も気づいていないこと、普段悩んでいることなどが深層の欲求としてあるかもしれません。
このコンテキストを理解し、うまくデザインで突くことができれば、より効果的な広告物になるかもしれません。


おっと。文字数が終わりに近づいてきましたので、また、機会がありましたら。

undefined

 


日本で色が意識された時

五反田営業所デザイン室のです。

いよいよ平成から令和へ、新しい時代の幕開けから1週間が経ちました。

恐縮ですが、私はGWに毎年京都へ遊びに行きます。
歴史ある寺社仏閣を見ていると、こんな大昔でも鮮やかな色、綺麗な模様が作り出せるのかと感動してしまいます。

日本で色が意識されてきたのは、飛鳥時代、
聖徳太子が制定した「冠位十二階」ではないかと言われています。

undefined


位によって、冠の色が上から紫・青・赤・黄・白・黒と決まっていました。さらに同色でも濃いほうが上の位とされ6色×2段階ずつ=12段階。
身分で色が決まっていたので、身分不相応の色は使えませんでした。

では、それぞれの色について少し掘り下げてみます。


古くから紫色を出すには特定の貝の内臓や紫根(しこん)などを使用していましたが、美しく定着させるのが困難なことから非常に高価な色でもあったそうです。


藍色の仲間にある「褐(かち)色」は、「勝色」とされ、縁起がいいということで武家に広く好まれました。


比較的古くから豊富な染料を持つ赤。
当初は赤根という植物が使われていました。「茜色」の語源にもなっています。


この時代ではさほど身分が高くない人の色でしたが、時代が進むと天皇や皇太子専用の黄色が現れ始めます。


古代「純白」を作り出すことがとても難しく、やはり高貴な色とされていましたが、純白以外の黄みがかっていたり黒みがかった白色も「白」と呼んでいたため、冠位十二階では下の方の序列になっています。


古代の日本人は、主に黒、赤、青の三色を魔除けや病気快癒のおまじないとして扱っていたそうです。
また「汚れが目立たないから」という実用的な理由もあるそうです。

それぞれの色が持つ意味や成り立ちを踏まえて、配色の時の参考や意味づけに少しお役に立てれば幸いです。

 


時代にマッチ!数字で魅せるデザイン

五反田営業所 デザイン室のHKです。

寒さ厳しい冬から、やっとあたたかくなりつつあるこの時期とは裏腹に、制作業務では早くも夏に向けた告知物を制作したりしています。

例年クリスマスカードを作らせてもらいますが、スタートが9月なのでまだ暑い中、雪景色の素材やサンタクロースのイラストと格闘が少々困難で、夏の歌を頭の中で流しながら制作したりも。。。

このように季節感を問われる制作物も多々ありますが、今回は季節感とは違った目線で目を惹く表現のひとつ、「インフォグラフィックデザイン」について少し検証したいと思います。

インフォグラフィックとは、情報やデータをビジュアル的に表現したもので、ますます文字を読むことから遠ざかった現代人でも、数字はとても効果的だそうです。

作るにあたって必要な基本能力はこちらだそうです。

 

undefined

 

主にこのような内容に、インフォグラフィックが適していると言われています。

 

undefined

 

では、高等学校の進路状況を作成するという例で見てみましょう。

まずは、テキストと数字のみの表現です。

 

undefined

 

シンプルな表現で表組みに色をつけたり、グラフ化したりと見やすくなる工夫はありますが、若干インパクトにかけてしまいます。

ちょっとここでアクセントを数字におきかえてみます。

 

undefined

 

最初のものより数字がかなり目に飛び込んできます。

さらにビジュアル要素も数字に合わせてつけてみると…

 

undefined

 

もう言葉なんていらないくらい、「ダントツで大学進学が多い」ことが一目見てわかります。

ここでは数字を大きくしましたが、もっとPOPな内容のものであればグラフそのものを絵にしてしまっても面白いと思います。


ピザの人気ランキングを作るなら、円グラフをいっそピザにしてしまったり、都道府県の人口密度など人数が多いことを示す方法として人物のアイコンをたくさん並べて日本地図を作ってみたり…


やり方はいろいろあると思いますのが、誰が見てもわかりやすく目を惹く印刷物ができるよう、工夫できたらいいないと思います。

 


デザイナーが打ち合わせで聞きたいこと

五反田営業所 デザイン室のHKです。

「え?もうイルミネーションの時期なの?」と目黒川のライトアップを見ていましたが、
ようやく冬らしく寒くなってきました。
こんな日のクライアントとの打ち合わせは、寒さと相まってより身の引き締まる思いです。

今回はクライアントとの打ち合わせをしていく中で、どのような情報がもらえると、
少しでもクライアントの希望に近いものが制作できるか
書いている自分も痛いところはありますが、少しお話しできればと思います。

例えば、下記の特徴を見てどうでしょう。

undefined

 

一見良いデザイナーの当たり前の特徴のように感じますが、
実は、「できれば避けたいデザイナーの特徴」をあげてみました。
例えば、チラシの制作と仮定してみます。

①クライアントの要望通りに作ることは大前提なのですが、鵜呑みは注意です。
「どんなチラシを作りたいですか?」の質問はあまり効果的ではなく、
「何の目的で作るものなのか」「どんなターゲットに見てもらいたいのか」「どんな成果を出すためのものなのか」など、本来の制作物の目的を詳しく聞くことが大切になります。

②目的がある程度見えたら、今度は感覚的な相談をしていきます。
必要最低限ではなく、いろいろなお話しを聞かせてもらいます。
また、ヒアリングだけでなく、こちらの考えや一般的な動向などは先に話してしまいます。
ここでお互いの考えや方向性を一致させておくと、その先のデザイナーの腕の見せ所である
「その要望をビジュアル的にどう処理していくか」の作業がグッと楽になったりします。

undefined

 

③クライアントには極力手間を省いていただきたいものですが、チラシひとつ作るだけでデザイナーから上記のような無関係とも思える質問をたくさんされるとなればお手間かもしれませんね。

だらだら長くなりましたが、クライアントと信頼関係を築き、お互いに遠慮なく意見が出せる関係のもと、クライアントと一緒に創り上げていくことが、より良い成果を生み出すのではないかと、私は信じています。
また、案件によっては全然これらが通用しないものもあるかと思いますが、
めまぐるしい制作業務が少しでもスムーズに進むヒントになればと思います。

 

 


SmoothFileのファイル共有

システム部のSです。

以前、弊社で運用しているSmoothFileの『データ送信』について軽く説明したので
今回は『ファイル共有』について軽く説明をしたいと思います。

ファイル共有を図解すると下の図のようになります。

undefined

いつでもどこでも、許可された人なら誰でも共有ファイルにアクセス出来る仕組みになります。

単純にご利用する上でのメリットと注意点を考えたいと思います。
メリットは、
 ・許可された複数のユーザーでファイルの閲覧、編集、共有が可能
 ・業務効率の向上
 ・データをメディアにコピーする必要がない
 ・メールで添付出来ないファイルサイズも送れる
 ・情報の機密

注意点は、
 ・データをどのように管理するのかルールを決めておかないといけない
  (削除するタイミング・削除する人・追加変更などがあった場合)
 ・サーバ容量が限られてるので長期データ保管には向かない
  (不要になったデータはこまめに消す必要がある)


SmoothFileってこんな事も出来るんだなぁ〜って程度ですが、ファイル共有機能の紹介でした。

 


アイデア出ていますか?

五反田営業所のHKです。

「アイデアが出ないっ!」

日々、こんなことで悩むことはありませんか?
さまざまな職業・職種に限らず、大なり小なりアイデアが求められているかと思います。

不思議なもので、パッと思い付く時もあれば、何日経っても浮かばない…、よいアイデアと思ったも、翌日みたらあれっ? 何か違う…と思い、焦ってしまうこともしばしば。
気が付いたら〆切りまで数日しかないなど、なかなかの厄介者です。

デザイナーであれば、さしずめ「何かインパクトが足りないなぁ…」「似たような色づかいになってしまう…」「マンネリ化してしまう~」など、そんな感じでしょうか?

そんな煮詰まった状況を何か改善する方法は無いのでしょうか?
気分転換に外にでる、好きな音楽を聞く、コーヒーでリフレッシュするなど人によってコツがあるかと思いますが、時と場合によって、うまく気分転換が出来ないときもあります。

そんなときにおすすめなのが、『オズボーンのチェックリスト』です。
これは、かの有名な「ブレーンストーミング法」を考案したアレックス・F・オズボーン氏によるアイデア発想法です。
オズボーンのチェックリストと呼ばれる、9 つの質問に答え、現状に新しい切り口を入れて、アイデアを探そうという方法です。

undefined

 

あえて、9 つの質問で制限をかけることで(少し強引に…)ひねり出そうというものです。
この制限を掛けるというのが意外と効果的らしく、一人で出来るのもポイントです。

もともとは商品開発用に考案されたものらしいので、そのままの使用は難しい面もありますが、いざというとき何かの役に立てれば幸いです。
また、世の中には、いろいろと変わった発想法もあるようですので、「これは使えるっ!」「アイデアがザクザク出る!」「私だけの秘密のヒント」などという魔法のような発想法がありましたらご一報下さい(笑)

個人的には、夕飯のレシピに煮詰まったときに、オズボーンのチェックリストはかなり使えると思っています。

 


ドット加工で画像に変化をつける

編集部のBです。

今回は画像を元にして、ドットパターンで変化を付けるデザインを作ってみます。
ビットマップ画像をベクトル化するので、任意の加工がしやすくなります。
元になる画像を配置します。この時必ずファイルを埋め込みにします。

undefined
 

配置した画像を選択した状態で、オブジェクトメニューからモザイクオブジェクトを作成を選択します。
ダイアログボックスで「比率を固定」にチェックを入れ、いずれかのタイル数(分割する数)を入力します。それから比率を使用をクリックすると、対応するタイル数に変わります。これで「OK」をクリックします。

undefined
 
画像がタイル数に分割されました。
モザイクの状態ですね。この時点でベクトル化されたオブジェクトになっています。

undefined

 

次にタイル型(正方形)をドット(丸)に変形します。
できあがったモザイクオブジェクトを選択し、スタイライズの角を丸くするで半径を設定します。②でできたタイル1つ分の半径が目安です。(タイルを一つ選択して、高さ2cmだったら1cmが目安)

undefined

undefined

 

ここからドットのオブジェクトにサイズのグラデーションをかけていきます。
ドットオブジェクトの3/5程を選択し、個別に変形で縮小します。

undefined



この、「選択」→「個別に変形」を選択範囲の幅を変えながら繰り返していきます。

undefined

こうすることで、ドットの大きさにグラデーションがかかります。

 

undefined


画像に変化が加わりました。ドットがわかりやすいように背面にブラックを敷いてあります。

ただ、これだけでは何にもならないので、元の画像を配置して見せたい部分だけマスクして重ねます。

undefined

 

それっぽいキャッチコピーを載せて完成です。

undefined



タイル数が多すぎると書き出しが重くなってしまいますが、変化をつけるバリエーションとしては使いやすい機能だと思います。

 


沈むにはワケがある。

五反田営業所デザイン室のHKです。

今年の夏は雨が本当に多いですね。私はこのお盆休みに家族で海に行ってこんがり焼くのを楽しみにしていたのですが、予定をいくら変更しても雨、あめ、アメ…気がついたら
出勤日を迎えてしまいました。
こんなに雨ばかりでは気分が沈んでしまいますよね…

沈む?

「モニタで見た時よりも印刷物も色が沈んじゃってる!」

というわけで少々無理がありますが、この現象についてどうしてそうなるかちょっと
掘り下げてみます。

モニタの色の再現は「RGB」と呼ばれる光の三原色から成り立っています。

undefined

 

Red=赤、Green=緑、Blue=青の頭文字をとったもので、混ぜれば混ぜるほど明るい色へ変化する「加法混合・加法混色」の一種です。モニタ以外にデジカメで撮った写真、スマートフォンや信号機などは全てRGBで再現されています。

一方、印刷は「CMYK」の色の三原色から成り立ちます。

undefined

 

C=Cyan(シアン)、M=Magenta(マゼンタ)、Y=Yellow(イエロー)そしてK=Key Plate(キープレート:元々輪郭や細部を表現するために使われていた版(プレート)のことで、主にその版では黒インクを使用してたことに由来。)の頭文字をとったもので、混ぜれば混ぜるほど理論上暗い色へ変化する「減法混合・減法混色」です。

実際、左側にRGBで再現された画像、右側にそれらをCMYKに変換した画像を比べて
みるとやはり色がくすんでいるように見えます。

undefined

 

同じような二つのカラーモードでなぜ色の違いが起きるのか、それは

再現できる領域がRGBとCMYKで異なる

からなんです!下図の色度図を見ると、その違いがなんとなくわかります。

undefined

 

このように、RGBよりもCMYKの方が色の再現領域がやや少ないことがわかります。
数字にしてRGBが1677万色なのに対し、CMYKは1万~2万色程度まで下がりますから、モニタでのRGB再現から印刷のCMYKへ変換すると色味が変わってガクンと沈むというワケなんです。

特にワードやパワーポイントなどOffice系のソフトは基本的にRGBカラーで作られるので、そのまま印刷へ回す際は色味が変わることに注意が必要ですね。

さて、8月も後半へ入ってきましたので、私も気分を沈めず食欲の秋へ向けて元気にお仕事に取りかからなくちゃです。
最後までお読みいただきありがとうございました。

 


← 古い記事