PDF入稿の仕事が増加!

11/03/17

DS部のSです。

ここ数年の間で、PDF入稿の仕事が増えてきました。
弊社では、PDF入稿の際には、面付作業する前にAcrobat上で検証をしています。

①フォントがちゃんと埋め込まれているか?

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※フォントが(埋め込みサブセット)されてないと面付け時にエラーが出て取り込まれない!

 

②仕上がりサイズで作成されていないか?(裁ち落とし分(紙を切り落とす分)があるかの確認)

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Acrobatでの裁ち落としの設定

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チェックを入れると緑枠が仕上がりです。
天の地アミと下の罫線の左右が足りてない・・・
※裁ち落としがないと断裁した際にずれて、白い隙間が出ちゃう!

 

③RGBで作成されていないか?

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※RGBで作成されたデータを印刷すると、再現できない領域が別の色(CMYKでの近似色)に置き換えられ、全体的にくすんだ色味に仕上がってしまう。なので、印刷用データは、CMYKカラーで作成する必要がある。
※弊社ではAcrobat上のプリフライトでRGB_checkを作成してあるので、一括でチェックが出来る。

 

④指定された色数になっているか?

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※指定された色のチェックを外したりして確認する。
※よくあるのがトレースされている物で、4色ブラックで作成(CMYK で黒を表現)。
 印刷時に版ズレの可能性がある。

 

これらを検証をしています。
PDFに不備がなければ、面付け作業して、出力作業が出来ます。
ただし、不備が出てしまうともう一度作り直してもらわないといけませんので、とても効率が悪く、PDF入稿の利点がなくなってしまう・・・
修正、確認の工数を増やす事なくスピーディに印刷する為に、上記4 項のチェックを入稿時にお願いします。

 


文字の話

17/02/17

生産部のHです。

 いつからか、変換して出なかった文字がでるようになった…
 こういった経験のある方も少なくないかと思います。パソコンで普通に打てる漢字は何年かごとに変わっています。
 記憶にまだ新しい事例としては、Windows Vistaが文字の字形をJIS X0213:2004(通称JIS2004)に準拠したことですね。それまでのWindows Xpが搭載していたJIS X 0208:1990(通称JIS90)と比較すると、「新字」と「旧字」が逆になることが当時は話題になりました。

 字形が変更された文字は168字あります。どの文字が…? という部分は省略しますが、
一例として…
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 注意する点として原稿を作成したパソコンが「Windows Xp」でも、ワードやプレーンテキストをプリントしたパソコンが「Windows Vista」以降のOSである場合、出力される文字は「JIS2004」となることです。
 その後、思ったほど大きな騒ぎにならなかったのは、Windows Vistaが登場した2007年の7年後(2014年)までMicrosoft の「Windows Xpのサポート」が続いたからでしょうか…

 さて、我々の業界では変換して出ない文字も使用しなければなりません。今日のDTPでは標準となっているOpenTypeFontは、その部分に対応しています。かつては作字をつくってました(現在でも全ての「字」があるわけではありません)。

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 OpenType FontではOSの文字セットがJIS X0213:2004であっても,「Pr6」を使用の場合JIS90の字形になります。
 PC環境、書体の指定など様々な条件があるなか「人名」「固有名詞」などは特に注意が必要となりますね。

 


InDesignで新規作成してみる(其ノ弐)

26/01/17

DS課のIです。

 今年に入って最強の寒波の影響で、大雪が降りました。私は、家の雪かきがてら子どもたちと雪だるま(見た目はてるてる坊主)や子どもの顔しか入らないちいさいなかまくらを作りました。おかげで腰が痛くなっちゃいました…。みなさんも腰は大事にして下さい。

 それではさっそく本題に入ります。今回は、段落・文字スタイルについて説明しようと思いましたが、長くなりそうなので段落スタイルのみ解説していきます。

 

段落スタイルと文字スタイルの違い
 文字スタイルの作成・説明は次回にしますが、違いについて簡単に説明します。

  • 段落スタイル……文字書式と行書式の両方を一度に設定できるもので、基本的には段落スタイルだけで大のことは可能。
  • 文字スタイル……段落スタイルとは違い、文字書式のみを設定できるもので、段落スタイルとは異なる文字書式の時に使用。

 ちなみに段落スタイルと文字スタイルには優先順位があり、文字スタイルの方が優先されます。
 このスタイルの違いを改めて認識すれば、いま以上に効率的に作業を進めていけると思います。

 

段落スタイルの作成
 さっそく段落スタイルを作っていきます。今回は赤で示した箇所の作成手順の解説をしていきます。

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 段落スタイルを作成する上で、基準となるスタイルは、「本文」ですので、はじめに作成します。体裁は「13Q 20H UD黎ミンR」です。

 まず、段落スタイルウィンドウから新規段落スタイルを選び、スタイル名と基本文字形式内にフォント・サイズ・行送りなどを入力します。あとはグリッド設定内のグリッド揃えを“仮想ボディの中央”に変更して本文は完成です。

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 次に章見出しを作成します。体裁は「14Q 20H 丸フォークB 2行取り」です。

 基本的には「本文」を作成した時と同じで、スタイル名・フォント・サイズ・行送り・グリッド揃え等を設定しますが、「本文」と違う所は、行取りと先頭に飾り文字が入るのでそこの設定をします。
 行取りはグリッド揃え設定内の「自動」となっている箇所を「2」行に変えるだけです。
 飾り文字は、段落スタイル内の箇条書きの項目の所で設定します。文字は右側にある追加ボタンを押すと一覧から選択できます。今回、飾り文字の後ろが4分アキなので、文字スタイルを作成し(次回説明します)、一緒に設定するのが良いかと思います。

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 以上の設定で章見出しの完成です。このほかの見出しについても同様に設定していけば、文字スタイルを直にあてることなく、見出しを作成することができます。段落スタイルでできることを設定してしまえば、毎回、同じ結果が得られるため、ミスも減り、効率アップに繋がります。

 かなり大雑把に説明してしまいましたが、以上で段落スタイル作成の説明を終わります。次回は、文字スタイルについて書きたいと思います。

 


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