DS課のWです。
Indesignにおける文字詰め、カーニングにつきまして。カーニングとは、特定の文字の組み合わせに対して文字間のアキを調整することです。

Indesignのカーニングには、「和文等幅」、「メトリクス」、「オプティカル」のいずれかを選択して自動的に設定する方法と、値を指定して手動で設定する方法があります。InDesignのデフォルトでは、カーニングは「和文等幅」に設定されています。手動でカーニングを調整する場合は、2つの文字間にテキスト挿入点を置いて設定します。一方、字送りを調整する場合は、テキスト範囲を選択を設定して文字詰めの値を指定することができます。三報社ではページものの仕事が多いので、本文中のの字割れ等の処理は文字詰めで行ってます。10%刻みで詰めて、きれいに収まったら1ずつ戻すというやり方で処理しています。
お客様より、組み替えのご依頼をいただくこともあります。デザイナーさんの作られたデータを参照して本文の体裁に合わせて組み替えるといったご指定です。その際にデータを確認しますと、「メトリクス」、「オプティカル」は非常に多く使われております。とりわけ本文のヘッド部分や見出し、目次などです。そういった箇所はベタの組みより、文字詰めが入っているのがきれいに見えるので「メトリクス」、「オプティカル」を使うのが有効です。
そこで疑問になるのが「メトリクス」、「オプティカル」の処理の違いです。ここで差異をきちんと整理しておきたいのでまとめておきたいと思います。(以下“ ”部分はアドビのサイトより)
“OpenType機能の「プロポーショナルメトリクス」はフォントが内部に持っている情報(グリフ幅)を参照して文字を詰める機能です。詰め幅の調整はできず、OpenTypeフォントにのみに適用することができます。”
“「オプティカル」はInDesignが文字の形に基づいて文字間を調整します。カーソルを文字間におくと、実際に適用された値が( )付きで表示されます。ただし、必ずしも字間が詰まるわけではなく、逆に開くケースもあります。なお、[オプティカル]は縦組みでは使用できません。”
“「メトリクス」はフォントの持つペアカーニング情報に基づいて字間が調整されます。ペアカーニングとは、LA、To、Ty、Wa、Yo等、特定の文字の組み合わせのカーニング情報で、そのままだと字間が空いて見えてしまう箇所を詰めることで調整します。一般的に欧文に対して設定されており(和文フォントの平仮名やカタカナにペアカーニング情報を持つフォントもあります)、欧文組版では[メトリクス]の使用が推奨されています。オプティカル同様、適用された値が( )付きでフィールドに表示されます。ペアカーニング情報で字間が詰まるだけでなく、同時にプロポーショナルメトリクスも適用されるのがこの機能の特徴ですが(プロポーショナルメトリクス+ペアカーニングで字間が詰まる)、[メトリクス]を適用後に、任意の文字間を手詰めすると、他の文字間まで変わってしまうので要注意。これを避けるためには、別途、[プロポーショナルメトリクス]を手動でオンにしておくことで回避できます。”
通常本文で使用している「和文等幅」についても知っておくべきことがあります。
“「和文等幅」を適用すると、欧文に対してはメトリクスが適用され、和文はベタで送られます。なお、[和文等幅]はInDesignのデフォルト設定です。”
とあります。ということは欧文でベタ打ちというのはないということなのですね。
実際に見ながら数値を入力するカーニングもあります。
“字間を調整したい箇所にカーソルをおき、[文字]パネルの[カーニング]に数値を入力することで、設定内容がテキストに反映され、字間が詰まります。”
経験上、数字の「1」などは文字の見た目と違い、「和文等幅」でのベタ打ちでは不自然に開いてしまうので「メトリクス」を使用しますが、それでも必要に応じてカーニングを使用してきれいな文字間に見えるように処理しております。
Indesignにおける特色から異なる特色への色変更について
DS課のWです。
特色で作られているindesignデータを、お客様のご指示により別の特色に置き換えるという案件がありました。その際どのように作業を進めたらよいかを質問されたので、そのやり方につきまして記載したいと思います。
データで使用されている特色はスウォッチパレットにあります。そして変更する特色を新規スウォッチより選んでパレット上に呼び出しておきます。そこで古い特色を選択してゴミ箱に入れるか、“スウォッチの削除”を選びます。するとドキュメント上で使用されているその色をパレット上のどの色に置き換えるかを聞かれるので、新しく呼び出しておいた特色を選択します。するとindesign上で使用されている特色が濃度を保ったまま、もれなく置き換わります。一つ一つ変更する場合は変換漏れがないとも限らないので、必ずこの方法をとるようしております。
ただ、特色を使ったIllustratorのカットやトレース、あまりないですが特色を使ったPhotoshop画像のデータ(2色の印刷の場合、画像はほぼモノクロ処理のため)がドキュメント上にある場合は、いつもどおりindesign上の古い特色を削除しようとしてもできません。ゴミ箱に持っていくこと、または削除の項目を選択することができません。理屈としては、使用されているものが削除されるとはありえないということでしょう。ですのでスウォッチが削除ができない場合は使用されているパーツの色変更から進めていきます。またこの時に、弊社ブログで以前あった「特色の分色値がIndesignとIllusutratorと違う」という場合があるので、Illusutratorで作られたカットの特色をIndesignの分色値に合わせます。まずIndesignのスウォッチパレットに呼び出しておいた新規特色にカーソルを合わせるとCMYKの分色値を見ることができます。またはダブルクリックすると上記のように数値が分かります。こちらをメモするが覚えておきます。そしてIllusutratorの色変更するカットを開き、こちらは現状使われている特色のスウォッチをダブルクリックして開きます。

Indesignで使用されている特色と名前が若干異なっている場合もあり、その際はぴったり同じ名前になるように修正します。間の欧文スペースや“*”“s”のある、なしなどがあり、要注意です。もし似た名前のまま使用してしまうと別版と認識され三版目が出来上がってしまいます。

スウォッチオプションのプルダウンメニューの「カラーモード」からCMYKを選び、メモをしておいた値を入力してウインドウを閉じると特色を使用している該当箇所の色が変更されます。そして改めてIndesignに戻って色変更したカットを更新します。これをリンクで使用されてる点数だけ行います。そこでやっとIndesign上の古い特色を削除できます。カットの点数が多い場合は手間ですが、スウォッチの削除ができたら完璧に色の置き換えができたということになります。念のため、最後に分版で表示のチェックも忘れずに行います。
IndesignとIllusutratorの特色の分色値が違うのはメーカーの仕様の問題とわりきるしかないですし、お客様との校正をやりとりにおいてはプリント結果が全てとなりますので、上記のようにIllusutrator側の値を変更するのがベストの対処方法かと思われます。
DS課のNです。
今回はテキスト変数よる柱について,注意すべきことを話をしていきたいと思います。
テキストに変数をリンクさせ,変数を編集すればドキュメントすべてのインスタンス(変数を挿入したテキスト)を更新できる機能がテキスト変数です。
各見開きのタイトルを柱としても使用したい場合などは,テキスト変数の機能を使用すれば自動的に柱を作成することができます。

ただし,見出しを複数行になる場合は注意する必要があります。『改行』で行を増やすと下図のようになります。

改行が反映されてしまい柱が切れてしまいます。『強制改行』では改行の箇所に『アキ』ができてしまいました。

強制改行の場合は対処法として,テキスト変数編集項目の『使用:ページの最後』に変更することでアキを後ろへ移動させ,『オプション:区切り約物を削除』にチェックを入れることで,アキを消すことができます。

テキスト変数での自動化は便利ですが,機能を把握していないと事故につながる可能性も高い機能だと思い,これからも学んでいきたいと思いました。最後までお読みいただきありがとうございました。
※使用ソフトは『Windows InDesign CC2015』を使用しています.
DS課のNです。
今回はDIC などの特色に纏わる話をしたいと思います。
2色(特色+K)の場合は,そのままデータが使用できるので問題はなく進行できます。
4色の写真や画像が入っている場合でも,5色(特色+CMYK)であれば,これも問題なく進行することができます。
問題はカラー台は4色と指定された場合、台や、そのウラ/オモテのどちらかを、4色(CMYK)に変換しなければなりません。このとき『特色』から『CMYK』に『分色』し,置換する作業が加わります。
分色の数値は使用するソフトによって大きく異なり(下図参照),注意が必要となります。


また,単純に分色したものでなく『色校正』を行い,色見本を作成している仕事もあったりします。
このことを心の片隅にとめておくことで,注意喚起の一助になれば幸いです。
DS課のNです。
主に,インデザインなど組み版ソフトを使用し,先方データのデータチェックと修正や責了・下版作業をしております。
作業中に気になった『黒』について,お話ししていきたいと思います。
印刷ではCMYKというカラーを利用しますが,Cyan(シアン),Magenta(マゼンタ),Yellow(イエロー),Black(key plate)と表現されます。BlackのBが使われなかったのはBlueを連想して,紛らわしいというのが理由だそうです。
さて,印刷で使用する『黒』は『スミ』,『リッチブラック』,『レジストレーション』の3種類に分かれます。
スミ:Black(K)のインク1色だけで表現される黒を差します。文字や細かい線を印刷するときに適していますが,広範囲の塗りつぶしにはあまり適していません。
リッチブラック:CMYKすべてのインクを絶妙に配合することで,深い黒を表現できます。CMYKの比率は印刷会社ごとに違っているので注意するところです。
レジストレーション:CMYKの4色をすべて100%用いて作られる黒です。つまり「C:100% M:100% Y:100% K:100%」となり,「リッチブラック」よりもさらに深く濃い黒に仕上がります。トンボにのみ使用される色設定で,なぜこの色があるのかというとオフセット印刷等で,4色のインキを重ねて順番に刷っていく際に,トンボ(トリムマーク・断裁指示)にレジストレーションカラーを使用し,各インキの位置を合わせる目安にするためです。
上記のレジストレーションでトリムマークを作成した後,そのままの状態でイラストなどを作成してしまい『1色』で作成していたと思っていたら『4色』になっていたという場合があります。画面では判断しづらいため、対処方法としましては組み版ソフトの『分版プレビュー』で確認します。
黒1色の本で,この状態のデータを印刷されてしまうと下図,右のような状態になってしまい,今までお客さんとの原稿のやり取りで見ていた色(下図,左)とではかなりの差異が生じてしまいます。

印刷会社にとって欠かすことのできない色なので,これからも大切にかつ慎重に取り扱っていきたいと思いました。最後までお読みいただきありがとうございます。
InDesignで裁ち落としの外にコメントを入れてみよう
DS課のOです。
この間、とある仕事でお客様の要望で「プリントの裁ち落としの外に確認用のコメントを入れてプリントを出してほしい」と指示がありました。
通常、デフォルトのままでは裁ち落としの外にパーツ等を配置しても、裁ち落としの内側しかプリントは出ません。
今回は、そのプリントの出し方を説明していきたいと思います。
▶用意するもの
InDesignのデータ(今回は仕上がりB5で、プリントはトンボを入れる都合上A4で作成してあります)

画像は上記データで、コメントは右上あたりに入れようと思います。
・ファイル→ドキュメント設定を選択し、

裁ち落としと印刷可能領域の項目で、印刷可能領域の数値を入力します(今回は裁ち落としより10mm確保したいので13mmにしてあります)。

すると、裁ち落としの外側に印刷可能領域のガイドが現れました。

・印刷可能領域のガイドの内側に、テキストフレーム等を使用して文字を入力して配置します。

・あとはプリントのテストをして正しく出力されていたら完成です。
もちろん、コメントを入れたままPDFへ書き出すこともできますので是非お試しください。
MCB2課のGです。
季節がすっかり秋になりました。台風の影響などで全国的にすっきりしない天気が先月から続いています。9月15、16日の社員旅行でも天気は予報から良くない方向でしたが、途中に晴れ間も見えるくらいに持ち堪えてくれました。おかげで自分も英気を養うことが充分にできました。社員旅行に行かれた皆さん、お疲れ様でした。
今回も前回の『自動脚注機能』に続いて、便利な機能をご紹介したいと思います。今回の便利機能は『割り込み枠コマンド機能』です。この機能は前回ご紹介した自動脚注機能ができてから約1年後(2009年)に追加された機能です。下記の機能説明にもありますが、MCB2のコマンドタグを使ってボックス枠を作成するイメージで、様々な箇所で自由自在に使用できます。自分としてはボックス枠というイメージよりも「写研」の電算写植でよく使った、「小組」のイメージがあります。小組も体裁の指令だけで形にする(最も当時は画面で形が見られなかったのですが…)ので、設定とできる事が小組と近いと思います。
この機能は文字をインラインのように使えたり、版面の外に配置したり、組方向、サイズ、フォントなども変えられるので「漢文」にあるレ点、返り点の作成は画期的に変わりました。その他、側注の作成も大変楽になりました。
今までたくさんの便利な機能の追加やバージョンアップが、我が社の組版スピードを上げてきました。この先も技術の進歩と共に、さらに加速すると思います。このスピードに付いていける様に自分も走っていけたらと思います。
・割り込み枠コマンドの機能説明


DS部のMです。
InDesignは色々なバージョンがあります。毎年、新バージョンが発表され、追加機能も多々増えてきました。今回は、その中で簡単なアミかけ作業と、注意点を説明したいと思います。
文章しかない文面もクリック1つで簡単に色アミがかけられる機能があります。それが段落の背景色というものになります。ただ、こちらの作業はあくまでもアミを乗せるということなので、他の機能と重なりますと不備がでてきてしまうというのがちょっと欠点になります。こちらの不備に関しましても説明するので、参照してみて下さい。
まず、何色のアミを付けたいか決まりましたら、先に色を作成しておいて下さい。後で追加することもできます。
アミをかけたい文章(段落から、次の段落の前までになります)にカーソルをあてておきます。文章内ならどこでも大丈夫です。
次に下記の画像の場所をクリックし、まずは背景色にチェックを入れます。次に、作成したカラーを選んで下さい。それだけで、色アミがかけることができます。


後は、自由にオフセットの内容を変更し、好きな所に色々なアミ掛けを試してみて下さい。
冒頭でも書き込みましたが、毎年新バージョンのInDesignが発表され、新しい機能も次々と追加されています。実は、今回説明した簡単なアミかけ作業にも、ちょっとした落とし穴があります。
数年前までのInDesignにはこの機能はありませんでした。簡単にできるという機能でおそらく追加されたのでしょうが、下線や段落の境界線、打ち消し線など複数の罫線を一つの段落に使用し、次の段落も背景色を使用
したりすると、罫線が消えてしまうというトラブルが発生してしまうのです。
原因は、実は段落の背景色も罫線の一種だったのです! そしてこの罫線にも優先順位があり、下の階層の罫線は上の階層の罫線には勝てず、オレの前に立つな!! と言わんばかりに消されてしまうのです。
下記を参照してみて下さい。

優先順位は以下になります。
↑ ①打ち消し線 → 赤
上 ②文字 → 黒100%
③段落の背景色 → 黒30%(上オフセット10mm)
④アンダーライン → 青
下 ⑤後・段落境界線 → 緑
↓ ⑥前・段落境界線 → 黄色
上記のように、段落の背景色と線、文字には順位があることが分かります。問題なのは、段落の背景色の上オフセットが最下位では無いところです。
段落の背景色の上オフセットの数値を増やしていくと、上記の見本のように、下位の④アンダーライン、⑤後・段落境界線,⑥前・段落境界線はその分欠けてしまいました。
最後になりましたが、InDesignも色々な機能が追加され難しくなく加工ができるようになりましたが、機能が増えれば不備もやはり出てきてしまうというのが現状です。
参考にしていただければ幸いです。
InDesignの正しい円(角丸)を作成してみよう
DS課のOです。
前回は、InDedignのバージョンを下げると具体的にどの部分が変わるのか例を挙げてみました。
今回は、その中で少しだけ触れた長方形の角丸について掘り下げていければと思います。
前回のおさらい
▶フレームの角丸

画像は左がCS4、右がCS5以降の角丸、下が両方を重ねたものです。

今回はさらに、円を重ねてみました。

やはり正確な角丸にはならないようです……
それでは正確な角丸の作成方法をいくつか挙げていきたいと思います。
●例1
形の異なる複数のオブジェクトを合成して角丸にする
・適当なサイズの長方形(今回は縦5mm、左右20mm)・円(直径5mm)を作り、合成する位置に合わせます。

・オブジェクト→パスファインダー→追加

これで完成です。
●例2
Illustrator上で角丸の長方形のオブジェクトを作成し、Indesignにペーストして取り込む
・ツールから角丸長方形ツールを選択し,

・アートボードをクリックし、角丸長方形ツールウインドウを開き、サイズを入力(今回は縦5mm、左右20mm、角丸の半径2.5mm)後OKをクリック

・作成したオブジェクトをコピーし、Indesignにペーストして完成です。
Illustratorの操作に慣れている方は、例1の方法よりもこちらのほうが簡単かもしれません。
補足:例1、2はサイズの変更をすると、正確な円ではなくなってしまうので注意してください。
●例3
線種で角丸の罫線を作成する
・ウインドウ→線→右上の項目から線種を選択します。

・新規を選び、

・罫線名を入力し(今回はとりあえず角丸罫にしてあります)、種類を“線分”にします。長さとパターンの長さを同じ数値にし(この数値は適当に3mmにしてあります)、線端の形状を真ん中の丸形線端を選択しOKをクリックします。

・線種のウインドウに戻ると先ほど作った角丸罫が追加されています。OKをクリックしてウインドウを閉じます。

あとは作った角丸罫を段落境界線の設定ウインドウで“種類”から線種を選択すればOKです。

仕上がりイメージはこんな感じです。

MCB2課のGです。
酷暑の7月が過ぎ、8月になりました。まだまだ猛暑が続き、NICも毎日暑いです。朝、会社に着いて、車を降りてから駐車場を歩いてくるだけで、汗が出てきます。この暑さを吹き飛ばす様な、涼しい話?になるかは、解りませんが、今日は、MCB2組版の画期的な機能、『自動脚注機能』をご紹介します。
ことばの意味や文章の解釈、本文の補足、文献の出典などを主に示す脚注ですが、法律物の本になると、脚注だけで100~200個以上になるものもあります。その脚注が、本文の組版時にタグに読み込まれ、設定された体裁で、一気にズラリと所定の位置に組み込まれるのが、『自動脚注機能』です。この機能は10年前にはMCB2にありませんでした。10年前は脚注を一つずつ表枠の中に読み込み、版面の位置に合わせて組んでいました。100個、脚注があるものは、100回、脚注を組んでいました。一つ脚注がズレると、その後ろの脚注が、全てズレていってしまうこともありました。なので、この『自動脚注機能』は我々、NICのMCB2組版部にとって、凄く画期的な機能の登場となりました。そのおかげで、組版のスピードは上がり、脚注の組みのミスは無くなり、法律物の組版を担当しながら別の組版もできる、余裕もできました。作業効率を大きく良くしてくれたこの機能は、今では当たり前に使われています。10年間で「画期的な機能」という印象は薄れつつ、定番の機能となりました。
・脚注機能の説明


