目視校正 [Ctrl]+[F6]

三協美術印刷のTです。

 アプリケーションの変更や開かれているウィンドウの変更のためのショートカットキーとして、[Alt]+[Tab]は有名ですが、開いているドキュメントウィンドウを移動する[Ctrl]+[F6]はあまり知られていません。

 実は、このショートカットは意外に役に立ちます。

 よく画像やテキストの差し替えデータを支給されて、差し替えてはみたものの一体どこが変更になったのだろうという時があります。本当にこの支給された差し替えデータで良いのだろうか。もしかして何かの手違いで前回のデータと同じものを支給してまったのではないかと不安になることがあります。

 そんな時、一般には、ファイル間を比較して相違がある箇所を教えてくれる、Diff(ファイル比較)ソフトや高価なPDF 比較機能を搭載した検版ソフトなどがありますが、もっと簡単に、手軽に、「ああ、ここをちょっと変更したのか」と確認出来さえすればよい時があります。

 それには比べたいファイルをふたつ開いて、ウィンドウ間を切り替えるだけで相違箇所が目視で簡単にわかる[Ctrl]+[F6]が役に立ちます。ウィンドウの切り替えは、アプリによっては少しショ-トカットが違うのですが、ワード、エクセル、アクロバットならば、[Ctrl]+[F6](インデザインは、[Ctrl]+[Tab])でウィンドウ間を切り換えられます。

 まずは比較したいふたつのファイルを開き、ウィンドウを両方とも同じ位置、同じ表示比率にします。

 下に図で例を示します。

・色の変化を見比べてみる

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・同じデータかどうか比較してみる

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この方法は、プリントを出してライトテーブルで比較するよりは正確で簡単です。

 


印刷の線数について

江戸川工務のです。

今回は、印刷の線数について書きたいと思います。

線数とはスクリーン線数とも呼ばれ、1インチの中に入っている網点の数で、単位は「lpi」(line per inch)・「線」が使われます(例:175lpi・175線)。線数が高い(数値が大きい)程、肉眼での網点が目立たなくなりクオリティの高い印刷物になります逆に線数が低いと網点が目立つようになり粗い印象になります。

線数の高い印刷物は、通常はカタログ、カラー雑誌、パンフレットなどのカラーもので、主にコート紙やアート紙を使用する仕事に適しており、極め細やかで鮮やかな色調を再現することが出来ます。その一方で、新聞紙やザラ紙のような紙はインキを吸いやすい(=にじみやすい)ので線数を高くする(=網点と網点の間隔を短くする)と、網点同士が接近しすぎて、印刷がつぶれた状態になり、仕上がりが汚くなっていまいますので、わざと線数を落とす必要があります。よって、弊社ではそのような案件については、133線で出力しています。

通常は、以上のような線数を使用していますが、300線以上の高精細印刷も存在します。高精細印刷では、通常よりも網点が細かい分、175線では再現不可能な部分も色調再現が可能になるというメリットをもっています。また、従来の175線で目立っていた人肌のザラツキ感や髪の毛のガサツキ感も解消されて、「モアレ」(網点同士がぶつかって干渉して発生する縞模様)や「ロゼッタ模様」(カラー印刷物をよく見ると見える、小さな亀甲模様)と呼ばれる現象も軽減されます。この様に高精細印刷は従来の175線に比べて、優れているので全ての印刷物を高精細印刷にできれば良いのですが、高精細になるほどちょっとした環境の変化でドットゲインが変わる為、印刷の濃度を安定させるのが難しいです。また、通常の網点より細かいためにゴミも付着しやすく、通常の印刷よりも印刷機の精度を上げなければならず、それに伴い高い品質維持体制を要する為、多くのコストと時間がかかります。そのため通常のオフセット印刷では175線が主流となっています。

補足ですが、弊社印刷物の紙端に線数が記載されていますので、それを見れば、何線で出力され印刷されたものなのか一目瞭然です。今後は、その部分も注視して工場での刷り出し確認のチェックも行い、線数間違いによるトラブルを未然防止していきたいと思います。

 


下版データからオンデマンド印刷

江戸川CTPのWです。

前回、下版データから版出力のワークフローを書いてみましたが今回は下版データから版を必要としないオンデマンド印刷のワークフローを紹介しようと思います。

オンデマンド用の下版データはCTP版出力用の下版データと同様に完全リップ済みデータのPDFで本社より江戸川工場CTP室のサーバーへ下版されてきます。ざっくりはCTPの時とあまり変わりませんが、下版データの中身がページ物だとペラ丁合の面付けになってます。物によっては普通の折面付けで4p8pの面付けのものもありますがオンデマンド印刷の場合丁合出力(ページ順出力)が可能なので折工程が不要になり断裁して表紙をくるむだけになります。

オフセット印刷との大きな違いは版が必要ないので下版データからダイレクトに印刷が可能になります。なので短納期、小ロットのものはオンデマンドにむいています。特にカラーのページ物だとオフセットでやると台ごと(16pや32p)の印刷になるので部数が少なくても時間と紙予備が多くコストがかかってしまいます。

ワークフローは基本的にはリップ済みページ面付けデータを受け取ったらオンデマンドのサーバーに用紙種類ごとのホットフォルダーに投げます。(ホットホルダーには用紙種類ごとにカラープロファイルが組み込まれています。)その後オンデマンドのサーバーにて用紙サイズ、種類、銘柄ごとのセッティング、カラーキャリブレーション、表裏見当などのセッティングをほどこしたら刷りだしを行い色調などを調整します。ものによっては2cシュミレーションといって、例えばC版を特色扱いにして4 原色のかけあわせを指定して擬似的に特色を作成するなんてこともします。

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当社のオンデマンド機はColor 800 Press(C800)とColor 1000 Press(C1000)の 2 台です。

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どちらもハイエンドモデルで特にC1000は光沢仕上げ印刷面を保護できるクリアトナー(ニスのような効果)と簡易製本(中綴じ、二つ折り等)ができます。

調整が完了したらいよいよ本刷りになります。合紙、排出トレー、部数の確認をして印刷します。


おおまかですが、今回は下版データからオンデマンド印刷のワークフロー等をざっくりとご紹介させて頂きました。オンデマンドというと昔はいまいちといった感じはありましたが、今はだいぶ進んでかなりよい品質になっています。


↓下記はオンデマンド機のスペックと用紙等情報をです。おおまかですが、ご参考にしてください。↓

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InDesignデータのバージョンを下げてみよう

DS課のOです。

仕事をしていく上でドキュメントデータのバーションを下げなければならない場合が稀にあります。
しかし,基本的に新しいバージョンのデータを古いバージョンで開くことはできません。
今回はあまりおすすめできませんが(後述),バージョンを下げる方法を説明していきたいと思います。

①Indesignのドキュメントを用意し,データを開きます(今回はCC2015)。
②ファイル→書き出しを選択します。
③ファイルの種類【InDesign Markup(IDML)(*.idml)】を選択して保存します。

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ちなみに,ファイル→別名で保存でも同じ物が作成できます(バージョンCC以降のみ)。
③ファイルの種類【InDesign CS4以降(*.idml)】を選択して保存します。

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これで,CS4~CS6までのバージョンで開くことができます。

補足:IDMLとは「InDesign Markup Language」の略称で,IDMLで保存したデータはInDesign CS4以降のバージョンで開くことができます(しかし、データの互換性が完全に保証されているわけではないので、避けられるのであればなるべく控えた方がいいと思われます) 。

次に,CS3で開く方法を説明します。
④先ほど作成したファイルをバージョンCS4で開きます。
⑤ファイル→書き出しを選択します。
⑥ファイルの種類【InDesign CS3互換(INX)】を選択して保存します。

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これで,CS3で開くことができます。

ただし,CC2015からCS3までバージョンを下げてきましたので,互換性がかなり心許なくなっています。
元データと作成したデータをプリントして,ライトテーブル等でつきあわせて校正することをおすすめします。

 


数式作成機能

MCB2課のGです。

 前回はMCB2での数式組版の流れをご説明させて頂きました。今回はご説明した流れのなかで、最も細かい作業となる数式の作成機能をご紹介します。


・数式作成は数式エディタ

 数式を画面で確認しながら作成できる数式エディタを搭載。高度な数式を正確に作成できます。数式のスタイルツールより、分数やルートのひな形を選択して入力し、数式を作成していきます。

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 数式スタイルツールを使って数式の形状を選択し、点線枠に文字を入力して数式を作成します。

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 ルート、分数、ベクトル、拡大括弧では入力した数式文字列の長さや高さに合わせて自動伸縮します。

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・作成可能な数式の例

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 これらの例は、作成の難易度も低い数式です。実際の仕事ではもっと複雑で細かい数式(特に学参もの)が、一つの原稿(・・)に対し100~150個ほど入るときもあります。NICのオペレーターでも数式を30個作成するのに、1日掛かってしまいます。手分けをして作業するのですが時間の掛かる作業となります。

 

・専用の学参数式フォントが利用可能

数式フォントII-G Type
 中学・高校の教科書や参考書などでご利用いただくことを目的としたOpenTypeのフォントです。本文でよく使われるリュウミンのデザインを元に、ふところを広げるなどの調整を行い、読みやすく誤読の少ないデザインとなっております。ウエイトは「Regular」「Bold」の2種類があります。

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数式フォントII
 医学、数学、物理系の一般書籍や学術論文で幅広く使用して頂けるOpenTypeの数式フォントです。和文の従属欧文と混在しても違和感のないデザインとしております。ウエイトは「Light」「Regular」「Bold」の3種類があります。

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・数式フォントの豊富な文字は、数式パレットから入力

 数式フォントに含まれる文字を、数式パレットの一覧からダブルクリックで入力できます。

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 種類こそ少ないですが、数式を教科書、参考書、学術論文で見やすくするデザインと言うだけあって、仕上がりを見ても確かにきれいで見やすいです。自分は数式の組版の仕上がりを見たとき、いつも達成感を感じています。

 今回は数式機能をご紹介させて頂きました。次回も数式...NICでの数式組版のルール、出版社の数式ルールなど紹介する予定でいます。

 


書体のバージョン

DS課のHです。

 主に,インデザインなど組み版ソフトを使用し,先方データのデータチェックと修正や責了・下版作業をしております。
 以前も書体関係の話は出ていると思いますが,作業をしていて書体の変更や,漢字の字形に対する修正がちらほらでてきているので,少しお話したいと思います。
 書体のバージョンで「Std/Pro/Pr5/Pr6」や,バージョンの後ろに「N」が付いているものがあります。
 「Std/Pro/Pr5/Pr6」はアドビシステムズ社が日本語フォント製品用に決めた規格で「Adobe Japan Character Collection for CID-keyed Fonts」に基づき作られています。

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 上記図のようにStd < Pro < Pr5 < Pr6 と登録されている文字数が違いますので,上位バージョンから,下位バージョンに書体変更すると,表示できない文字が出てくることもありますので,要注意です。
 書体をお探しの場合は,登録されている文字数の多い「Pr6」のある書体を使用すると,後々漢字の旧字体や記号類などが数多く登録されていますのでお勧めです。
 問題なのが,2004年に改定されたJIS X 0213:2004規格で作られている「N」の付いているJIS2004字形の書体です。JISの例示字形と表外漢字字体表の印刷標準字体とが異なっている178字のうち,168字を印刷標準字体に変更し,10字を新たに追加しているそうです。
 例として,変更された168字を「小塚明朝 Pro R」と「小塚明朝 Pr6N R」でどのような違いがあるか下記表にしてみました。

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 わかりやすい所ですと,しんにょう(辶)の点が2点(辶)になっていたりと,結構字形が変わっています。このように,同じ文字でも書体の規格により大きく字形が変わってしまうものもあるので,要注意して,書体変更の際は確認することが大事です。「N」の付いている書体は,書体名で違いが判断出来るのですが,問題なのが,PCやOSのバージョンなどにより,同一名書体で,規格が異なる書体があるので,データ入稿の際は特に,データ作成者のPC やOS のバージョンや使用書体名などのチェックが重要です。チェックシートが付いているとより安全に作業が出来ます。
 書体バージョンにより字形が変わってしまう事を理解することが大事たど感じましたので,今回お話しいたしました。最後までお読みいただきありがとうございます。

 


「マッチフォント」を使って画像内のフォントを検索する方法(欧文のみ)

システム部のNです。

唐突ではありますが、皆さんは組版データを扱う上でフォントが分からず困った事はありませんか?

私は文字修正の仕事をする際に「文字がアウトライン化されたものしかないのに、文字修正をしなくてはいけなくなった」という経験があります。
文字はアウトライン化してしまうと図形となってしまうため、フォント情報が失われてしまいます。これにより、以前まではインストールしているフォントリストから、同じまたは類似のフォントを1つずつ探す事になり、非常に時間が掛かっていました。

しかし〈Phtoshop CC 2015.5〉より追加された「マッチフォント」という機能を使えば、画像化する必要はありますが、その手間が省けるようになりました。
「マッチフォント」とは、画像内の文字から類似の欧文フォントを検索する機能で、パソコンにインストールしているフォントの他、Adobeが提供しているフォントサービス「Typekit」のフォントからも検索してくれます。

それではPhotoshopで実際に「マッチフォント」を使いフォントを検索してみます。

1.検索したいフォントが載っているデータを画像化してPhotoshopで開きます。
  (画質が高いほど類似フォントの検索精度は上がります)

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2.選択ツールで文字部分を範囲選択します。

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3.書式メニューの「マッチフォント」を選択します。

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4.類似フォントの検索結果がパネルに表示されるので、使用したいフォントを選択してOKボタンを押します。

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5.テキストツールに持ち替え、選択したフォントでテキスト入力して完了です。 

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いかがでしょうか?同じようなフォントで入力できたかと思います。

このように「マッチフォント」を使用することで、類似フォントを候補として瞬時に挙げてくれるため、フォントを探す時間の短縮が可能になると思います。

ただし、現在この機能は欧文のみの対応で、日本語のフォントは非対応という事なので、非常に残念に思います。
将来的には、日本語も対応してくれるよう期待したいです。

 


拡張子の関連付け

三協美術印刷のTです。

三協美術印刷では過去の組版データは圧倒的にwin版Indesign CS5で作成されたものが多く、去年からはCC2015、2017で新規作成されたものが多くなってきました。

改訂版などで過去のデータを流用しようとしてファイルを単純にダブルクリックで起動すると、一番新しいバージョンのCC2017が起動してしまいます。対処法として右クリックから「プログラムから開く」→「既定のプログラムからの選択」で任意のバージョンを選ぶのですが、アドビ関連のプログラムはなぜかうまく起動してくれません。レジストリを書き換えればよいのですが、バージョンが変わる度に書き換えるのは面倒です。なにか簡単な方法はないかと思案した結果、各バージョンを起動するバッチファイルを作成するのが最良だと思いました。

作り方としては、まずコマンドプロンプトを起動させ、assocコマンドを使って拡張子に関連付けられているファイルタイプの確認をします。

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assoc .inndと入力すると、拡張子「innd」のファイルタイプは、InDesign.Documentだとわかります。

次にftypeコマンドを使って現在のプログラムの確認をしてみます。

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ftype Indesign.Documentと入力するとIndesign.Documentのプログラムは、C: ¥Program Files ¥Adobe ¥Adobe InDesign CC 2017 ¥InDesign.exeだとわかります。

ファイルタイプとプログラムの確認ができたので、あとはバッチファイルを作成します。

テキストエディタで新規ファイルを作成し、拡張子.inndに関連付けられているプログラムをcc2017からCS5に変更してみます。書き方は、ftype Indesign.Documentの後に、起動したいプログラムのパスを書けばよいだけです。

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名前を付けて保存を選び、ファイル名を「InDesign CS5_start.bat」にして保存します。

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この出来たバッチファイルをさっそく起動させたいところですが、もう一工夫する必要があります。管理者としてこのバッチファイルを起動させなければなりません。右クリックでショートカットを作成します。

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このショートカットを右クリックしてプロパティの「ショートカット」タブの「詳細設定」をクリックします。

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「詳細プロパティ」タブの「管理者としての実行」をチェックします。

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これで完成です。このショートカット(バッチファイル)を起動させると以降InDesignファイルをダブルクリックすれば必ずCS5が起動します。

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他にもいろいろ起動するバッチファイルを作成してみました。みなさんの一助になればと思います。

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バッチファイル(その1)

IT・情報処理室のTです。

 最近、組版データの二次利用が増え、大量のテキストファイルを扱うことが多くなりました。
 ファイルの数が多くなるとファイルのリネームや、結合といった単純作業でも手作業ではかなり時間が取られてしまいます。
 こういう時に役に立つのがバッチファイルです。

 というわけで今回は単純作業の効率化を目指してバッチファイルについて勉強していきたいと思います。

 そもそもバッチファイルとは何なのかというと「行わせたい命令列をテキストファイルに記述したもの」で、これを実行すると書かれている命令をコマンドプロンプト上で処理します。
 これだけ聞くと難しそうな印象を受けますが、単純なものであればすぐにできるので、まずは一度バッチファイルを作成してみましょう。

今回は例としてテキストファイルを結合するバッチファイルを作成していきます。
①メモ帳を開きます(※テキストエディタであれば何でも構いません)。
copy *.txt all.txtと入力します。
③名前を付けて保存を選び、ファイル名を「○○○.bat」にして保存します。
そうすると、このように歯車のついたファイルが出来上がります。

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 後はフォルダを作成し、その中にバッチファイルと結合したいテキストを入れて、バッチファイルを実行します。

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するとフォルダ内の全てのテキストを結合した「all.txt」ファイルが新しく作成されます。

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実際のデータはどうなっているかというと、

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この2つのファイルが結合され、

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このようになります。
ちなみに、各ファイルの最後に改行を入れ忘れると、

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このようになってしまうので注意してください。

 それでは仕組みを簡単に説明していきます。
 今回バッチファイルに入力したテキストは3つに分けられます。

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 まず①の部分はコマンドになります。今回使用した「copy」は本来ファイルを複製するコマンドですが、対象ファイルをフォルダ内全てにすることで結合することができます。
 次に②の部分は処理対象のファイル名になります。今回のようにファイル名を指定しない場合は、ワイルドカード「*」を使用します。
 ちなみにワイルドカードというのは、どんな文字や文字列にもマッチする特殊文字のことで、今回使用した「*」は文字列をマッチさせる場合に使用します。
 最後に③の部分は処理後に作成されるファイル名になります。ここで注意してもらいたいのが、既に存在しているファイル名を入れるとそのファイルを上書き保存してしまうため、必ず新規のファイル名を入れてください。

以上の3つの要素を組み合わせることで1つの命令になります。

この構成は他のコマンドにも使えるので、興味のある方は他のコマンドを調べて、いろいろ試してみてください。

次回はフォルダ操作について勉強していきたいと思います。

 


InDesign(CC以降)のインターフェイスについて

DS課のOです。

 今回から1年間,ブログを書かせていただくことになりました。もともと文章を作成することが苦手なもので,読みにくい部分など多々出てくるかもしれませんが,一生懸命やっていきたいと思いますのでよろしくお願いします。

 以前,後輩から「IndesignCS5からCC2015を使い始めたら,画面全体が暗い」といわれたことがあります。
 これは,CCにバージョンアップした際に,PhotoshopやIllustratorと同じように黒っぽいインターフェイスに統一されたためです。

▼CS5
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▼CC2015
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 確かに,見比べるとまったく違うものに見えますね。

それでは早速設定の方法を説明していきたいと思います。
①編集の環境設定→インターフェイスを開きます。

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②→アピアランスの項目で
ペーストボードにテーマカラーを適用(デフォルトはチェックが入っています)のチェックを外します。

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これでペーストボードは前バージョンと同じ白くすることができます。

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それ以外に,カラーテーマの明るさも調節することによって,黒っぽいインターフェイスを明るくすることができます。

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アピアランスでカラーテーマの数値を51%以上に設定します(写真は51%)。

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デフォルトの黒っぽい印象から比べると,全体的にかなり明るくなりました。
さらにお好みでもっと明るくすることもできますのでぜひお試し下さい。

 


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